しばらく目立った音楽活動をしていなかったレディー・ガガが、「Shallow」を主演映画「アリー/スター誕生」の挿入歌として発表しました。
この映画はすでに世界中で公開されており、アメリカでは公開1か月程で、すでに200億円程の興行収入をあげており、今シーズンの大ヒット作になりそうです。すでに、複数のアカデミー賞の獲得が予想されています。
日本での公開は12月21日となっており、まだ先になっていますが、この映画のサウンドトラックはすでに発売されており、今回紹介する「Shallow」もすでに日本の洋楽チャートを賑わせています。
では簡単に映画及び曲の紹介し、最後には歌詞から英語フレーズの紹介をしていきます。
「アリー/スター誕生」ってどんな映画?
この映画は1937年に公開された「スター誕生」のリメイク版になります。
元々はビヨンセが主演で、監督は映画界の巨匠クリント・イーストウッドの予定でしたが、ビヨンセが妊娠してしまい、その話は流れてしまい、その後もキャスティングが難航します。
最終的に主演がブラッドリー・クーパー、レディー・ガガになりました。ちなみにブラッドリーは本作で初めて監督としても参加しています。
ストーリーとしては、世界的に有名カントリー歌手が、ある日バーで女性が歌っている姿に心を打たれ、そこから交流するようになり、その後、彼の働きもあっていつしか彼女はスターへの階段を登り始めます。
ただ、その一方彼女のデビューに伴う商業路線の音楽を不満に思っていた彼は、酒に溺れていき、しだいにお互い正反対の人生を進んでいくことになります。
「Shallow」ってどんな曲?
この曲はレディー・ガガとマーク・ロンソンが中心となり作られました。マーク・ロンソンは音楽プロデューサーであり、自らもアーティスト活動をしており、ブルーノ・マーズと共演した「Uptown Funk」 では世界中でチャート一位を獲得しました。
またこの曲は、主演のブラッドリー・クーパーとのデュエットソングとなっています。イントロのギターはエリック・クラプトンからヒントを得たようです。
この曲では、従来のエレクトロなガガサウンドは鳴りを潜め、シンプルな楽器陣に彼女のダイナミックな歌声を感じることができます。
なので、今まで彼女とは違った素朴な彼女の一面を知ることができます。映画内では、化粧もあまりしていないので知らずに観ると気付かないぐらいです。
ガガ自身この曲の歌詞は、映画のヒロイン・アリーの視点から書いたと言っており、この映画において重要な曲であると述べています。
では歌詞からフレーズの紹介をしていきたいと思います。
Tell me somethin' girl
Are you happy in this modern world?
Or do you need more?
Is there somethin' else you're searchin' for?I'm falling
In all the good times I find myself longin' for change
And in the bad times I fear myselfTell me something boy
Aren't you tired tryin' to fill that void?
Or do you need more?
Ain't it hard keeping it so hardcore?I'm falling
In all the good times I find myself longing for change
And in the bad times I fear myselfI'm off the deep end, watch as I dive in
I'll never meet the ground
Crash through the surface, where they can't hurt us
We're far from the shallow nowIn the sha-ha-sha-ha-low
In the sha-ha-sha-la-la-la-low
In the sha-ha-sha-ha-ha-low
We're far from the shallow nowWooaaaah
WoaaaaaaaaaaahI'm off the deep end, watch as I dive in
I'll never meet the ground
Crash through the surface, where they can't hurt us
We're far from the shallow nowIn the sha-ha-sha-ha-low
In the sha-ha-sha-la-la-la-low
In the sha-ha-sha-ha-ha-low
We're far from the shallow now作詞:BLAKEMORE ANDREW WYATT, GERMANOTTA STEFANI
フレーズ紹介
Is there something else you're searching for?
「他に何か探しているの?」
ここで、気を付けてもらいたいのは"searching for"です。"Search"で「探す」という意味であることは多くの方がご存じだと思いますが、ここで忘れててはいけないのが前置詞のforです。これがないと意味が変わってしまいます。
例えば、I'm searching the bagという文だと「バッグの中を探している」という意味なり、決してバッグを探しているわけではないです。なので探している対象物がある際は、forを付けないといけないので、注意してください。
Aren't you tired tryin' to fill that void?
「あなたは空虚感を満たそうとすることにうんざりしてるの?」
tiredは「疲れた」というのは有名ですが、単に疲労している意味だけでなく「うんざりしている」といった意味でもよく使われます。
I'm sick and tired of ~「本当に~にうんざりしている」というフレーズもよく使われ、こちらはより強い表現となります。
I find myself longing for change
「気づくと変化を求めている」
この文は簡単な単語しか使われていませんが、訳は少しやっかいです。まず、"find oneself ~"で「気づくと~している」という意味になり、ここで使われている"long"は動詞で「待ち望む」という意味なります。なので、上記のような訳になります。
今回はここまでとなります。別の記事で「Look What I Found」や「I’ll Never Love Again」などの他のサントラ曲についても紹介しています。
また彼女のデビュー曲「Just Dance」や名前の由来、レディー・ガガ(Lady Gaga) のおすすめ5曲!についても書いているので、もう少し彼女のバックグラウンドを知りたい方はそちらもみてみてください。