イギリスロックを語る上で、絶対に外すことができないバンド「The Rolling Stones」。
普段洋楽を聞かない人でも、彼らのトレードマークであるベロのマークは見たことがあるのではないでしょうか。
ストーンズがいなければ今のロック音楽シーンは誕生しなかった、といっても過言ではないでしょう。
今回はローリングストーンズについて、また彼らの代表曲「(I can't get no) Satisfaction」の意味や英語フレーズの紹介をしていきたいと思います。
ローリングストーンズとは?
引用元:https://www.billboard.com/
ミック・ジャガー(メインボーカル)、ブライアン・ジョーンズ(ギター)、イアン・スチュワート(ピアノ)、キース・リチャーズ(ギターボーカル)によって1962年にロンドンで結成されたバンドで、元々黒人音楽であったブルース音楽を軸としたサウンドで、2018年まで一度も解散することなく活動を続けています。
ただ、そこまでに、元々リーダーであったブライアン・ジョーンズが溺死してしまったり、ロック史の残る出来事「オルタモントの悲劇」を経験しています。これはローリングストーンズが主催のライブで、警護隊が観客と衝突し、その際に観客が刺されて亡くなってしまった事件です。
そんな悲劇も経験しながらも活動を続け、今まで売り上げたCD枚数は2億枚を超え、ロック界のレジェンドであることは間違いありません。
特に、ボーカルのミック・ジャガーはまさにロック界スター的存在です。
「(I can't get no) Satisfaction」って間違った英語?
この曲はローリングストーンズの楽曲の中でも一番有名な曲で、彼ら自身この曲が売れたことで世界的に名を轟かせることができたとも言っています。
ところで、皆さんはこのタイトルの意味を知っていますか。
曲名をそのまま直訳すると、「私はNO満足を掴みとることができない」となり、2重否定になり文法上は正しくありません。正しくは、「I can't get any satisfaction」としなければなりません。
ただ、当時黒人の人たちが使っていた英語では2重否定で強い否定を表しており、彼らの根幹にある黒人音楽から影響から、そのような表現をあえて採用しました。
彼らのイメージとして、どこか破天荒なイメージがありますが、実際にはミック・ジャガーもキース・リチャーズも中流階級の出身で、正統派のイメージがあるビートルズは一方、労働階級の出身です。あくまで宣伝手法として、そういったイメージがつけられたようです。
90年代UKロックシーンでいうブラー (中流階級) とオアシス (労働階級)のようなものですね。
ではそろそろフレーズの紹介に
フレーズ紹介
That's what I say
「おれが言ってるのはそういうことだよ」
That's what~という文型はよく使われ、「~ということだ」で意味になります。よく聞くフレーズとしては、That's what I mean「それが言いたいこと」があります。
He's telling me more and more
「彼はさらにおれに話しかけてくる」
More and more で「ますます、さらに」という意味になります。また、この歌詞と似た表現でI'm telling youという表現があり、これは「言っとくけど」といったような意味になり、何か重要なことをいう時や、以前に言ったことを再度繰りかえして言うときに使われます。
今回はここまでとなります。