今回はクイーンの「Crazy Little Thing Called Love」を紹介します。僕がクイーンを好きになるきっかけになった曲で、聴いているとつい体が動きだしてしまうようなポップでリズミカルな曲です。
伝説のライブ"Live Aid"でも演奏された曲で、ファンの中でも人気が高い曲ではないでしょうか。
Crazy Little Thing Called Loveってどんな曲?
1979年に発売されたシングルで、彼らの8枚目のアルバム「The Game」に収録された曲です。この曲はクイーンが初めて、アメリカのビルボードチャートで1位を獲った曲で、このあたりからイギリスを代表する世界的なバンドとしての確固たる地位を築きました。
この曲は、ボーカルのフレディ・マーキュリーがレコーディングで訪れていたドイツにいるときに思い付いた曲です。曲調はエルビス・プレスリーを意識したロカビリーサウンドとなっています。
典型的なクイーンサウンドとは異なりますが、フレディの類まれなるソングライティング能力によって、キャッチーなソングになっています。
愛という名の欲望って?
この曲には、「愛という名の欲望」という邦題がついていますが、”Crazy Little Thing Called Love”という英語タイトルからするとちょっと違和感を感じます。
そこで、まず曲の内容に触れていきましょう。この曲では「愛とは~のものだ」というフレーズが繰り返されており、「人を愛することは手間で大変なことだけど、でも夢中になっちゃうものだよ」と歌っています。
では、邦題に含まれている”欲望”という言葉はどこから来たのか考えてみると、いくつかの歌詞から「愛とは抑えきれなのものだ」という解釈から生まれたのではないかと思います。
ただ、個人的にはこの邦題は意訳が過ぎるかなと思います。シンプルに「愛とは?」といった邦題の方がしっくりくるような気がします。
では、そろそろ歌詞からフレーズを紹介していきます。
This thing called love
I just can't handle it
This thing called love
I must get round to it
I ain't ready
Crazy little thing called loveThis thing (this thing) called love (called love)
It cries (like a baby) in a cradle all night
It swings (ooh, ooh), it jives (ooh, ooh)
It shakes all over like a jelly fish,
I kinda like it
Crazy little thing called loveThere goes my baby
She knows how to rock-n-roll
She drives me crazy
She gives me hot and cold fever
She leaves me in a cool, cool sweatI gotta be cool, relax, get hip
Get on my tracks
Take a back seat, hitch-hike
And take a long ride on my motorbike
Until I'm ready
Crazy little thing called loveI gotta be cool, relax, get hip
And get on my tracks
Take a back seat, hitch-hike
And take a long ride on my motorbike
Until I'm ready (Ready Freddie)
Crazy little thing called loveThis thing called love
I just can't handle it
This thing called love
I must get round to it
I ain't ready
Crazy little thing called love [repeat to fade]作詞:MERCURY FREDERICK
フレーズ紹介
I just can't handle it
「上手く対処できない」
handle itで「対処する。処理する」という意味でよく使われます。ここでitは愛するという気持ちのことを指しています。
I kinda like it
「まぁまぁ好き」
kindaとはkind ofの省略形で「ちょっと、まぁまぁ」という意味で使われます。kind of と聞くと「種類」という意味も日本では一般的に知られていると思いますが、上記のような意味でもかなりの頻度で使われます。
また"kinda"とだけ言って「まぁね」という意味になり、軽く肯定するときに使えます。
get hip
「流行りに乗る」
hipは皆さんご存じのように「お尻」という意味ですが、get hipで「流行りに乗る」という意味になります。
では今回は、ここまでとなります。別記事で、「Love of My Life」「Radio Ga Ga」「Killer Queen」「Don't stop me now」などの曲も紹介していますので、良かったらそちらも見てみてください。