今回は、リリースから20年以上経ったいまなお人気の高いジャミロクワイの代表曲「Virtual Insanity」を紹介します。CMでも頻繁に使われおり、多くの人が耳にしたことがある曲だと思いますが、今回はジャミロクワイ自身の簡単に交えながら曲を紹介していきます。
最後はいつも通り歌詞から英語フレーズを紹介します。
ジャミロクワイって誰?
ロンドン出身のアシッドジャズアーティストです。アシッドジャズとは簡単にいうとまったりしたヒップホップという感じの曲調で、ジャズという名前が含まれていますがどちらかというとソウルやファンクの要素が強いです。
ジャミロクワイはあくまでソロではなくバンドという位置づけですが、ボーカルであるジェイ・ケイのみがアーティストとしてレコード会社と契約をしているという特殊な形態を持っています。
ちなみにジャミロクワイの名前の由来は音楽のセッションを表すジャム(Jam)と彼が好きなネイティヴアメリカンのイロコイ族 (the Iroquois)を掛け合わせたものです。
彼のトレードマークである頭に装着しているハットはどこか民族感が漂っています。彼はそれをつけることで、スピリチュアルな力を得ることができる言っています。
「Virtual Insanity」ってどんな曲?
この曲は、ジャミロクワイが世界的な人気を博するきっかけとなった曲です。3枚目のアルバム「トラベリング・ウィズアウト・ムービング」に収録されており、このアルバムは世界で700万以上売り上げ、日本でも150万枚以上の売り上げを記録しました。
最近ではトヨタのカローラフィールダーのCMにもこの曲が使われており、いまだに根強い人気を証明しています。
この曲の内容としては、タイトル「仮想狂気 (Virtual Insanity)」にあるように身の回りのことは得たいのしれないもので構成されていると歌っています。
では、そろそろ歌詞からフレーズの紹介にいきたいと思います。
英語フレーズの紹介
Let me tell ya(you)
「ちょっと聞いてくれよ」
これはお決まりフレーズのようなもので何か伝えたいことがあるときに使えます。ただ「聞いて」というよりも、どうしても話したいことがあるから「俺の話、聞いてくれよ」というイメージです。
また最後の"you"はよく"ya"という発音になることがよくあります。ただカジュアルな表現なので使う相手には気を付けましょう。
There's nothing left to do but pray
「祈ることぐらいしかできない」
英語では否定を表すときに肯定文+nothingという用法がよく使われます。"left"は「残っている」という意味で文中でよく使われます。上記の直訳すると「することは何も残っていないけど祈ることはある」となり、要するに「祈ることはぐらいはできる」という意味になります。
ちなみに、"but"の後の文は完全な文である必要はなく、主語が省略されていることが多いです。
今回はここまでとなります。