今回はイギリス出身のロックバンド Coldplay の 「Viva la Vida (美しき生命)」より、
英語の過去の時制表現をわかりやすく説明していきたいと思います。




Viva la Vidaってどんな曲?

 

まずこの曲について、簡単に説明したいと思います。

 

この歌詞は、陥落した王の視点から描かれており、サビではエルサレム(Jerusalem)の鐘が聞こえると、歌っていることからも、舞台は現イスラエル辺りを想定しているのでしょう。

 

実はジャケットにもこのような、王の失墜のニュアンスが込められています。

 

引用されている絵画のタイトルは「民衆を導く自由の女神」と名付けられており、フランス王朝に対する不満が爆発した市民による革命、

 

通称「7月革命」をモチーフに描かれたと云われています。

 

自由、平等、博愛を表すトリコロールのフランス国旗を掲げる女性には強い逞しさを感じます。

 

「民衆を率いる自由の女神 La Liberté guidant le peuple」 1830 ルーヴル美術館

 

 

前置きはこれぐらいにして、フレーズ紹介に移ります。

 

 

フレーズから英語を学ぼう

I used to rule the world

「かつて私はこの世界を支配していた。」

 

・Used to ~(ユーストゥ)

「昔はよく~していた。」

 

このフレーズはこの歌詞の随所に出てきます。

それだけ過去の栄光にすがっているということかもしれませんね。

 

この表現自体は頻繁に使われるので、多くの方が知っていたかもしれないですが、

 

あえて今回は取り挙げたのは、日本人の多くが英語で過去のことを表現する際に、過去形ばかりを使っている気がしたので、

used to過去形、また現在完了の時制と合わせて、それらの違いを簡単に説明したいと思います。

 

 

まず、過去形とは、単なる過去ではなく過去の一点のみを表します。

なので、文中では特定の時期が指定されることが多いです。

(yesterday, last year, 10 years agoのように

 

 

一方、used toでは過去によくやっていた習慣を表します。

 

昔はよくやってたんだけど、今はもうやっていないという過去のことだけでなく、やっていない今にも焦点が置かれています。

 

なので、過去形に比べて気持ちがこもっている感じがします。

 

 

最後に、現在完了。過去のある一点から現在まで、続いているという意味で使われます。

 

例えば単に過去形で「I lived in Japan」という文をつくると、これはある時日本に住んでいたことしかわからず、今も住んでいるのかもしくは、もう日本には住んでいないか、文から判断することは不可能です。

 

過去形にはused toと違い、今がどうかといったニュアンスは含まれてないからです。

 

 

ただ現在完了の場合は、現在までのニュアンスが含まれています。

 

経験の意味で使われていた場合、現在住んでいない可能性も勿論ありますがそれでも、今までの経験の中で住んだことがある、という現在を意識したニュアンスがあります。

 

ちょっと長くなりましたが、これで少しはused to過去形現在完了の使い分けが、

分かってもらえたのではないでしょうか。

 

 

最後に一つ便利なフレーズを

For some reason I can't explain

「なぜか説明することができない」

 

・For some reason

「どういうわけか」

「わからないけど、なんらかの理由で」

 

I don't know whyと同じように使えます。理由を説明できない時に使えます。

注意してほしいのはreasonは複数形ではないということ。

複数形を付けると普通に「いくつかの理由のため」となるので、気を付けてください。

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