皆さんベックをご存じでしょうか?漫画でもなければ、ギタリストのジェフ・ベックでもありません。れっきとしたアメリカのアーティストです。
グラミー賞も受賞しているぐらいの人気の高いアーティストです。なぜか日本では人気がそこまでないので、今回は簡単に彼について、また人気曲「Girl」の紹介したいと思います。また、最後に英語フレーズも紹介しています。
ベックって誰?
カリフォルニア州ロサンゼルス出身のソロアーティストで、1994年にリリースした「Loser」の大ヒットで、一躍アメリカの音楽シーンに登場しました。
ちなみにこの曲はオルタナティヴ・ロックの中でNirvanaの「Smells like ~」と肩を並べるぐらい評価の高い曲として認知されています。
彼の作り出す音楽は独特で、ラテンやヒップホップが基になっていますが、時にエレクトロやブルース要素もあったりします。でも実際聞いてみると、そのどれとも違うBECKワールドが炸裂しています。気だるさとポップ感が絶妙にマッチしたような音楽となっています。
Girlって一体どんな曲?
これは6枚目のアルバム「グエロ」に収録された曲の一つです。ちなみにグエロとはスペイン語でブロンド髪の男を指すようで(要するに白人)、ベック自身が若いころによく言われたようです。では、この曲の内容について。
あるときに魅力的なガールを見かけ、その彼女の気を引こうとしている曲です。歌詞の中で"I'm gonna make her die"とありますが、これは単に彼女を死なせるという意味ではなく、自分無しでは生きられないぐらい虜にしてやるという意味になっています。
ではフレーズ紹介にいきます。
フレーズ紹介
・Tongue tied
「口の利けない」
これは直訳すると縛られた舌となりますが、実際は驚きで上手く口が利けないという意味で使われることが多いです。歌詞の中では「彼女はバラの周りに黒く縛られた舌を持った」となっており、非常に詩的な表現となっています。
・Fist pound
「拳をあわせる、叩く」
これは拳を握りしめ何か叩いたり、友好の印として人々が拳をあわせるという意味があります。この曲の中では単に自販機を叩いているという意味で使われています。
・Vending Machine
「自動販売機」
日本ではどこでもありますよね。意外と英語で、と言われると出てこないのではないでしょうか。覚えておくと旅行先にでも訳に立ちそうな英語だと思います。
これで以上となります。今回紹介した曲以外にもベックは色んなタイプの曲があるので、気になった方は他の曲もチェックしてみてください。