今回は、アバの「Take A Chance On Me」という曲を紹介します。アバの曲は曲名がピンとこなくても実は知ってるという曲がたくさんあると思います。この曲も比較的有名な曲なので、聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
では、いつも通り英語のフレーズに絡めて曲を紹介していきます。
"Take A Chance"はチャンスを掴めという意味ではない
まず、曲の紹介に入るまえに、"take a chance"の意味について触れておきたいと思います。これは見た日本人の多くは「チャンスを掴む」という意味だと思うのではないでしょうか。
僕は長い間、何の疑問もなくそのような意味だと思っていました。ただ、偶然この曲の歌詞を見ていたときに、正しい訳を見て、初めて”take a chance”の本当の意味を知りました。
実は、"take a chance"は「一か八か賭けてみる」という意味なのです。ギャンブル的なニュアンスを含んでいます。
"take"という動詞にだけにとらわれるとこの意味を想像するのは難しいのではないでしょうか。
なので、"Take a chance on me"とは「私に賭けてみてよ」といった意味になります。
バードは鳥じゃない
イギリスでは、彼女や親しい女性のことを"bird"と呼ぶことがあります。この曲の歌詞でも以下のような一節があります。
If you’re all alone when the pretty birds have flown
「女の子たちが去って、もしひとりで寂しいなら」
ただ、女性に対して"bird"という言い方は、イギリスでも人によっては女性軽視の表現と取られ、この表現を嫌う女性の方もいるので、使い方には注意が必要です。
日本語でいうと「可愛い子ちゃん」あたりが、限りなく近いニュアンスだと思います。もし、知らない女の人に、気軽に使ったらさむいのは明らかですね(笑)
では、その他のフレーズも見ていきましょう。
フレーズ紹介
If you change your mind
「もしあなたの気持ちが変わったら」
"change one's mind"で「気持ちが変わる」という意味になります。知ってる方も、多いかもしれませんが、非常便利でよく使わる表現なので、取り挙げました。
get to know you better
「あなたをもっと知っていくの」
"get to know"で「知り合う」という意味になります。誰かの交友関係について聞くときに使える便利な表現です。
ただ、この歌詞では"better"が含まれているので、すでに知り合っている前提なので、よりお互いを知っていくという意味になります。
では、今回はここまでとなります。以前、アバと「マンマ・ミーア」という曲の紹介もやっているので、気になった方はそちらも見てみてください。