映画「ユー・ガット・メール」のセリフから英語フレーズを紹介します。この映画が公開されてから20年以上が経っていますが、いまなお人気の高いラブコメの名作映画の一つとなっています。
では、簡単に映画の紹介をしていきたいと思います。
「ユー・ガット・メール」ってどんな映画?
1998年に公開された映画で、主演はメグ・ライアンとトム・ハンクスとなっており、90年代を代表するラブコメ映画となっています。
メグ・ライアンはロマンティック・コメディの女王とも呼ばれており、この手の作品には多く出演していますが、この映画は特に万人受けする内容となっており、ラブコメ系の映画を普段見ない人でも十分楽しめる作品になっていると思います。
内容は素性の知らない二人がインターネットのメールサービスで仲を深めていくが、実は現実世界では敵対関係にあるというチグハグな恋愛関係を描いたものになっています。
あらすじは?
街角で小さな書店を営むキャリーンは、ある時からインターネットを通じた男性とメールのやり取り始めました。
その男性とは同じくニューヨークの街で大型書店を展開している大企業の御曹司ジョー。
ジョーはキャリーンの営む書店に足を運んだことをきっかけに知り合いになりますが、お互い敵対関係にあることは知ってからは街ですれ違っても険悪なムード。
ただ、それと同時にお互いのことは知らないままメールでのやりとりは続けていきます。
ある時は二人は会うことにしましたが、ジョーは待ち合わせ場所でキャリーンがメールの相手であることを先に知ってしまいます・・・
使われている曲は?
この映画では、ストーリーが始まってすぐにかかるクランベリーズの「Dreams」とエンディング曲のキャロル・キングの「anyone at all」が特に印象的です。
他にもスティービーワンダーやルイ・アームストロングなどの曲も使われており、豪華なサウンドトラックとなっています。
英語フレーズの紹介
Good riddance
「あんな人いなくなってよかったやん」
”Good riddance”はピッタリ合う日本語がないのですが、厄介な人がいなくなったときに「あんな人いなくなってよかった」というシチュエーションで使われます。人だけでなく物にも使えますが、ほとんどの場合は厄介な人がいなくなった時に使います。
日本人の感覚からすると理解しにくいフレーズですが、海外ドラマや洋画を観ているとちょくちょく出てくるフレーズなので、一度意味を覚えてしまえば、使う場面は徐々に分かってくると思います。
You stink
「下手くそだな」
"stink"は一般的には「くさい」という意味で使われることは知っている人が多いと思いますが、スポーツなどが下手くそな人に対して使われることもあります。
ただ、何の会話の流れもないところで"You stink"といえば文字通り「お前臭いぞ」という意味になるので、使い方には注意してください。実際映画のシーンでは、バスケのようなスポーツをしている子供に対して使われており、場面から「くさい」ではなく「下手」と言っていることがわかります。
結構マイナーな表現なので、日本人で知っている人は少ないと思いますが、同じくスラングで「下手」を意味する"suck"と響き的にはかなり似ています。ネイティブに聞いたところ意味は一緒で、stinkを使った方がsuckよりは少しマイルドな言い方になるとのことでした。
I've gotten carried away
「夢中になってたわ」
"get carried away"で「我を忘れる」という意味で、ここでは、キャサリーンがつい自分ばかり夢中で喋ってしまった時に言ったセリフとなっています。他の事一切気にしないといった感じでややネガティブなニュアンスがあります。
What if we have to fold
「店をたたむことになったら?」
"fold"は「たたむ」という意味ですが、このセリフのように「店を閉める」という意味でも使えます。日本語でも店をたたむと同じ表現を使うので覚えやすいと思います。ただ、一般的に「店を閉める」という場合は"close down"がよく使われている気がします。
Spare us
「勘弁して?」
"spare me"で「勘弁して」という意味になります。映画のシーンでは、自分だけでなく周りの人を含んで使っているため、”me”ではなく"us"が使われています。詳しく説明すると、これ以上の文句は次の機会に置いて(spare)おいて→勘弁して!となります。
似た表現の"Give me a break"の方がよく聞くと思いますが、同じように使うことができます。
はい、今回はここまでとなります。