ジム・キャリー主演の「トゥルーマン・ショー」から英語フレーズを紹介。本作はコメディ俳優として知られるジムの作品にしては、お笑い要素は少なく、少しシリアスなテイストとなっています。といってもジムのあの特徴的な動きは健在で、テーマのシリアスと調和して丁度良い緊張感がある作品となっています。

 

では、もう少し詳しい紹介と最後にセリフから英語フレーズも紹介します。


「トゥルーマン・ショー」ってどんな映画?

 

1998年に公開され、コメディ俳優として知られるジムキャリーが主演の映画としては「マスク」に次ぐ興行収入を記録しています。(イエスマンは3位)

 

この映画では、ある男が実は世間の娯楽の対象としてずっと鑑賞されているというブラックなストーリーとなっています。ただ、単なる奇想天外な話かと思いきや企業の思惑や人々の心理も上手くストーリーに組み込まれており、人間の身勝手さを描いた作品となっています。

 

あらすじは?

 

保険会社であるトゥルーマンは、親友や妻にも恵まれそれなりの充実した生活を送っていました。

 

ある時、彼は死別した父親らしき人を街で見かけます。彼は、その人物を追いかけようしましたが、周囲にいた人に邪魔をされてしまいます。

 

その出来事をきっかけに、自分の周りに起こる出来事に不信感を抱き始めます。さらに、車に乗っているときにはいつも聞いているラジオの周波数が乱れた際に、自分が来るということをエキストラに伝えているような音声を聞いてしまいます。

 

そこから、彼は妻を使い自分の周りに起こっていること突き止めようとします。

 

TV番組は娯楽?!

 

この映画で出てくる番組「トゥルーマンショー」では、トゥルーマンの日常を単に追いかけるというだけではなく、自然と商品のコマーシャルがされています。さりげなく商品のパッケージがアップされているシーンが何回か登場します。

 

基本的この作品は、非現実な設定が多いのですが、この描写に関してはすごくリアリティーがあると感じました。多くの人たちがTVを娯楽として観ていますが、TVの製作サイドとしてはスポンサーからお金をもらい番組内で商品を紹介し、購買につなげるというのが大きな目的となっています。

 

この作品ではその製作サイドの意図と何気なしにTVを見ている視聴者の愚かさを皮肉っている部分がなんともシュールです。

 

英語フレーズの紹介

I'll cross my fingers for you

「幸運を祈るよ」

直訳すると「あなたのために指をクロスさせるよ」となりますが、実際は「あなたの幸運を祈る」という意味になります。よく似た表現として"Good luck"も「幸運を祈る」と訳されているのは見ますが、日本語のニュアンスだと「がんばって」程度のニュアンスしかないなく、「幸運を祈る」と言いたい場合は上記のフレーズがピッタリです。

 

”keep my fingers crossed”と言うこともよくあります。意味は全く同じです。

 

Can you pass along a messege?

「伝言を伝えといてもらえますか?」

"pass along"を「伝える」という意味になります。伝えると聞くと"tell"も勿論使えますが、こちらの方がよりフォーマルな響きがあります。

 

You're not right in the head

「あなたは正気じゃないわよ」

"right in the head"で「正気である」という意味になります。ただ、この文のように否定形で使われることが多いです。日本語でも「あなた正気ですね」という風に肯定に使われるよりも、「あなたは頭おかしいわよ」というようなネガティブな使われ方をしていることが多いのではないでしょうか。

 

ちなみにタイトルは”true(真実)man show”ではなく"truman(主人公の名前) show"なので、お間違えなく。

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