名作中の名作映画「スタンド・バイ・ミー」とそのセリフから英語フレーズを紹介します。この映画は単なる冒険ムービーではなく、子供の繊細な心の揺れ動きを描いた作品となっています。
では、まず簡単にこの映画を紹介していきたいと思います。
「スタンド・バイ・ミー」ってどんな映画?
スティーヴン・キングの原作を基に作られ、1987年に公開された作品です。ストーリーとしては、4人の少年たちが死体を探しに旅に出るというものです。
死体と聞くとミステリーやホラーといったイメージを持つかもしれませんが、この映画にはそういった要素はあまりなくざっくりいうと冒険ムービーです。
大人になった主人公ゴードンが回想しながらストーリーが語られていきます。
あらすじは?
オレゴンの片田舎に暮らすゴーディ、クリス、テディ、バーンの4人はいつも一緒によく遊んでおり、彼らはそれぞれの家庭環境や性格も違っていたが、強い友情で結ばれていました。
ある時に、バーンが兄から道で死体を発見したことをから盗み聞き、それをゴーディ達に話します。そして、彼らはもしその死体を発見して通報すれば街のヒーローになれるのではないかと考え、その死体を探す旅に出ます。
道中では色んなトラブルにも巻きこまれ、彼らは無事に死体を発見し、通報することができるのか・・・
子供にしかわからない感覚が蘇る
この映画の最後では、大人になったゴーディが「12歳の時に持ったような友人をそれ以来持ったことがない」というセリフがあるのですが、その感覚は誰しもが感じたことがあるのではないでしょうか。
子供の頃は仲が良くても、成長と共に環境が変化し徐々に関係が疎遠になっていく。かといって、それ以後にできた友達がそれ以上の存在かといえばそんなこともなくて、その時にしかわからない感情や感覚というものがあると思います。
決して大人になったら新しい友人ができないというわけではありませんが、やはり子供の頃の友人とはどこか違う感覚があると思います。
この映画を見ると、そんな自分が幼かった時の記憶が蘇ってきます。
では、最後にセリフから英語フレーズを紹介します。
英語フレーズ紹介
No question about it
「間違いないよ」
直訳すると"それについて、質問はない"となり、要するに「間違いない」という意味になります。
You're history
「お前は終わりだ」
"histoty"と聞けばほとんどの人が"歴史"という意味だと思うと思いますが、実は「過去」という意味もあります。似ているような気もしますが、意外とこの微妙なニュアンスの違いは知られていません。このセリフでも、「お前は歴史だ」だと訳せば、いまいちピン来ませんが、「お前は過去の人だ (お前の時代は終わりだ)」という風すれば結構しっくり来るのではないでしょうか。
Give me some skin
「手を出せよ」
これは友情の印として、握手したりハイタッチ(英語では英語ではハイファイヴ)するときに言うフレーズです。"skin"という単語は日本語に訳すと"肌"となり単なる体の一部という意味しかありませんが、英語の"skin"には心を許した相手にだけ見せる体の一部という意味もあるような気がします。