サスペンス映画の名作「セブン」から英語フレーズを紹介します。サスペンス映画といえばまずこの作品が頭に浮かぶ人が多いのではないでしょうか。本作すべての英語字幕を理解するのは難しいですが、中でもいくつか便利なフレーズがあったので紹介していきます。

 

では、最初に映画ついて簡単に紹介していきます。



「セブン」ってどんな映画?

 

1995年に公開されたデヴィッド・フィンチャー監督のサスペンス映画。主演はモーガン・フリーマンとブラッド・ピット、他にもケヴィン・スペイシーやグウィネス・パルトローなど豪華な顔ぶれとなっています。

 

今でこそヒットメーカーとして知られるデヴィッド・フィンチャーですが、本作のヒットがきっかけとなり監督として評価されるようになりました。

 

内容は二人の刑事が"七つの大罪"によって引き起こされる猟奇的な連続殺人犯を追うというものです。ちなみに、七つの大罪とはキリスト教で良くないとされる行いのことで、高慢、物欲、嫉妬、怒り、肉欲、貪食、怠惰のことを指します。

 

あらすじは?

 

引退間近の刑事サマーセットの元に、新しく若手刑事ミルズが配属されます。早速彼らは、殺人事件の現場出向くことになります。

 

そこで発見されたのは超肥満男の無残な死体。どうやら何者か強要され、食事させられていた模様。そして、そこにはあるメッセージが残されていました。

 

”GLUTTONY”「大食い」を意味する言葉で、七つの大罪のひとつとされています。

 

その事件からまもなく今度は弁護士の男が殺害されているのが発見されます。そこには、「強欲」を意味する"GREED"の文字が。

 

ここで、サマーセットは七つの大罪に関連した連続殺人である判断します。そして、その予想通り立て続けに殺人事件が発生していきます。

 

犯人のジョン・ドゥとは?

 

映画の中で、犯人の名前は"ジョン・ドゥ"と呼ばれていますが、ここに関しての説明は特になかったかと思います。

 

では、なぜ"ジョン・ドゥ(John Doe)"という名前が使われているのでしょうか。実はその名前は、英語圏で名前のない男性を指すときに使われる仮の名前として使われます。ちなみに女性の場合はジェーン・ドゥ(Jane Doe)といいます。身元不明の女性を題材にしたホラー映画で「ジェーン・ドゥの解剖」という作品もありますね。

 

では、最後にセリフから英語フレーズを紹介してきます。

 

英語フレーズの紹介

I don't follow

「何のことを言ってるんだ?」

"follow"とは「追う」という意味ですが、"I don't follow (you)"というと相手の話についていけない場合に使います。

 

Help yourself

「自分で見てくれよ」

"Help yourself"はよく紹介されているフレーズなので知っている方も多いと思います。食事の場面で「ご自由に」という感じで使われると紹介されていることが多いように感じますが、本来は「自分でやってください」という意味になります。これを知っていればどんなシチュエーションでも理解できると思います。

 

実際映画のシーンでは、サマーセットがミルズに遺体の様子を尋ねたときのセリフになります。もし、ここの訳を「ご自由に」としてしまうとかなり不自然な訳になってしまいます。

 

It's upside down

「さかさまだ」

"upside down"で「上下さかさま」という意味になります。ちなみに裏表が逆の場合は"inside out"といいます。

 

His lawyer saw to it that didn't last long

「あいつの弁護士が釈放を手助けしたんだ」

"see to it ~"で「~を取り計らう」という意味になります。簡単な単語しか使われていませんが、結構難しい表現だと思います。僕自身意味がわからなかったので、ググったのは内緒です。

 

Give or take

「だいたい」

"give or take"で「(多少増減あるにしても)だいたい」という意味になります。"Give and Take"は日本語でもよく聞きますが、この表現は意外と知られていないのではないでしょうか。

 

 

では、今回はここまでとなります。

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