映画「愛を読むひと」から英語フレーズを紹介します。まず、最初に映画の内容やあらすじについて紹介していきます。
「愛を読むひと 」ってどんな映画?
2009年に日本で公開されたアメリカ・ドイツ合作映画で、主演は「タイタニック」お馴染みにのケイト・ウィンスレット。彼女は本作でアカデミー主演女優賞を獲得しました。
内容は前半はよくあるようなラブストーリーですが、後半からナチス時代の戦犯をめぐる裁判のシーンが多くなりかなり重たい雰囲気の映画になります。
個人的には、このような重たい雰囲気の映画は好きで、観を終わったあとに良くも悪く後味の残る作品となっています。
ビョークが主演の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が好きな人であれば、間違いなく気に入ると思います。
あらすじは?
15歳の青年マイケルが気分が悪くなり、バスから降りてうずくまっているところをある女性に助けてもらうところからこの物語は始まります。
彼女はマイケルを介抱し、彼はなんとか家に帰ることができます。その後、しばらくマイケルは自宅療養することになります。
その後、体調が良くなった彼は助けてもらった女性の家に花を持ってお礼に行くことになります。
それから、彼は彼女の家に通うようになり徐々に彼らは男女の仲になっていきます。彼女の名前はハンナ。
彼女は会うたびにマイケルに本を朗読してもらうことを楽しみにしていました。ただ、なぜか彼女自身は一切自分では読もうとはしません。
後に、彼女が彼に本の朗読をお願いしたのかはストーリーが進むにつれて明らかになっていきます。
そんな彼らの関係ですが、あるとき突然ハンナが姿を消し、マイケルのひと夏の恋は終わりを付けます。
それから、また数年が経ち法律を学ぶ大学生になったマイケルは大学のゼミ活動の一環で、ナチス時代の戦犯の裁判を傍聴することになります。
彼は、そこで何かの被告の中にハンナを発見することになります。彼女がナチス戦犯として裁きを受けようとしていることを知る大きなショックを受けます。
そこから彼は、彼女の知らなかった1面を知っていくことになります。
英語フレーズ紹介
How can you tell?
「なんでそう思うの?」
この文を直訳すると「どうやってあなたは伝えることできるの?」となりますが、実際には「なんでそう思ったの?」というニュアンスで使われます。
似た表現として"How did you know?"という表現もあり、これは「なんでわかったの?」という既定事実に関して使われます。
”なんで”と聞くと、つい"why"を使いたくなりますが、”why”を使うとやや強い表現になりニュアンス的に「なんでお前が~?」という感じに聞こえるので、意外とあまり使用されません。
Let me rephrase
「言い換えさせてもらうと」
"rephrase"で「言い換える」という意味で、"Let me rephrase"は話し相手が内容をあまり把握していない場合によく使われるお決まり表現です。
You can't be serious
「冗談でしょ?」
これも、直訳だと「あなたは真面目になることはできない」となりますが、実際は「うそだろ?ほんとに言ってる?」というニュアンスになります。
今回はここまでとなります。今回紹介した2つのフレーズのように日本語直訳ではニュアンスが掴めない英語表現が意外とたくさんあるので、たとえ簡単な単語で構成された分であっても会話の文脈から意味が理解できない場合は意味を調べることをお勧めします。