映画「ミスティック・リバー」とそのセリフから英語フレーズを紹介します。サスペンス映画といえば「羊たちの沈黙」や「セブン」「ユージュアル・サスペクツ」などの名作がありますが、本作もそれらに負けずとも劣らない作品になっていると思います。

 

では、映画について簡単に紹介していきます。



「ミスティック・リバー」ってどんな映画?

 

2004年に公開された作品で、監督はクリント・イーストウッド。平成以降の彼の作品は、観終わったあとに心に深く残る作品が多いですが、本作も観終えた後にはずっしりと心にささるものになっています。

 

この映画のストーリーは、ある幼馴染3人が大人になってから変化を描いたもので、疎遠になっていた彼らがある殺人事件がきっかけとなり、再び顔を合わせるようになり、そこから彼らの人生が大きく変わってしまうというものです。

 

あらすじは?

 

ボストンの街で、ジミー、デイヴ、ショーンの幼馴染みの3人は、外で遊んでいたときに、ある男たちに声かけられます。

 

その内、家が離れていたデイヴだけが家まで送るといって車に乗せられ、結果的に誘拐されてします。

 

彼はその後、なんとかしてその男たち逃れますが、そのときに受けた性的暴力がトラウマとなっています。そして、幼馴染だった3人はそれ以来、関係を失ってしまいました。

 

それから何十年も経ち、彼らは同じ街で暮らしながら、それぞれの人生を歩んでいました。

 

そんなあるとき、ジミーの娘が死体となって発見されます。その事件をきっかけに彼らは再び、顔を合わせるようになります。

 

その事件に隠された秘密とは・・・

 

容疑者、被害者からの視点のとは?

 

この映画の素晴らしいところは、物語が多方面から描かれていることです。

 

大抵殺人事件を取り扱った作品は、被害者目線や警察からの視点といった一方向から語られることが多いですが、この作品ではいくつかの視点から描かれており、それぞれの人物の背景を知ることができるということできます。

 

また、ある事件においては被害者で、また別の事件では加害者であったりと、容疑者は「悪い」、被害者は「かわいそう」といった短絡的な考えをさせない、脚本となっており、観ていると色々と考えさせれる作品となっています。

 

では、最後にセリフから英語フレーズを紹介します。

 

フレーズ紹介

Get over here

「こっちにきなさい」

このフレーズは、大人が子供に注意するときや、強い口調で相手に「こっちにこい」というときに使うフレーズです。"come here"を強めに表現したものになります。

 

意外と日本人はこのフレーズを知らないのではないでしょうか。

 

You're the hard case

「お前は面倒のやつだ」

"hard case"で「面倒なやつ、扱いにくい人」という意味があります。あまり頻繁に聞く表現ではありませんが、簡単な単語が使われている割に、意味を推測しにくいと思ったので、紹介してみました。

 

You know the drill

「お前は分かっているだろ」

"know the drill"で「言いたいことはわかっている」という意味になります。これはすでに物事を分かっており改めて説明する必要ないというシチュエーションで使われます。

 

ここでは主語は"You"になっていますが、"I know the drill"とすれば「言いたいことは分かっている」という風に使うことができます。

 

ちなみに、"drill"には「ドリル」という意味以外に「訓練」という意味があり、ここではそのニュアンスが出ているようです。

 

では、今回はここまでとなります。

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