映画「ミリオンダラー・ベイビー」とそのセリフから英語フレーズを紹介します。この映画は数あるクリント・イーストウッドの作品でも特に評価の高いものとなっています。
また少しネタバレですが、最後に尊厳死という話題が出てくることからやや重たい映画となっており、観終えたに色々と考えさせられます。
では、紹介していきます。
ミリオンダラー・ベイビーってどんな映画?
2005年に公開された映画で、映画界の巨匠クリント・イーストウッドが監督・主演を務めた作品となります。アカデミーでは作品賞を始め4部門に輝きました。
簡単に内容を説明すると、伝説のボクシングコーチとある女性がプロボクサーを目指して奮闘するというものです。
あらすじは?
貧しい家庭に育ったマーガレットは、人生逆転を狙ってボクシングに通い、プロのボクサーを目指します。
ただ、訪れたボクシングジムでは彼女が女性であるということや年齢が高いということもあり、ジムの経営者であるフランキーは彼女の入門を拒否します。
ただその後、フランキーと共にジムで働くエディーの計らいでマーガレットはジムに入門することになります。
そこから彼女はめきめき実力をつけていきます。そして、ついにタイトル戦に出場するまでに成長します。
ただそんなときに彼女に悲劇が訪れます・・・
アメリカでは尊厳死が認められている
少しネタバレになりますが、この映画では尊厳死がテーマとして取り挙げられています。英語では「尊厳死」は"Death with Dignity"と言います。
日本では、尊厳死は認められていませんが、アメリカの一部の州では尊厳死を法律で認められています。勿論誰でもできるわけではなく、医者から余命宣告された人が薬を処方してもらうこと自らの命を絶つことが許されています。
尊厳死も自殺も大差がないように思えますが、どうせ死ぬなら苦しみことなく薬を処方して苦しむことなく死ぬに越したことはないと思います。
といっても間違いが許されないことで、日本で認可されることはないと思いますが、合法的に尊厳死が認められていることは知っておいても損はないと思います。
話しが重たくなりましたが、最後にセリフから英語フレーズを紹介します。
フレーズ紹介
What do you want?
「何の用?」
直訳すると「何が欲しい」となりますが、実際は「何の用だ?」といった感じで、少し相手に不満を込めた問いかけとして使われることが多いです。
仮に店員さんがお客さんに「何をお探しですか?」と聞く場合は
"What can I get for you"というフレーズがよく使われている気がします。
You rock
「やるやん」
日本語でも”ロックやな”といった感じで、相手が何か上手くやったときに褒めるフレーズとして使われます。気を付けて欲しいのが、be動詞は伴わず"You rock"といいます。
同じようにbe動詞を伴わないフレーズとして
"You jerk"というものがあり、これは「あんた最低!」という意味で、女性が男性に対してよく使うフレーズです。
I like it here
「ここが好きなんだよ」
とても簡単な文に見えますが、意外と英語上級者でも間違えがちなフレーズだと思います。それは、この文には"it"が必要ということです。日本語訳では、"I like here"となりそうですが、それは文法上は間違いになるので、気を付けてください。
では、ここまでとなります。