今回は「ミッドサマー」で使われていた英語フレーズとこの映画を観て感じた個人的感想をみなさんにシェアしたいと思います。2020年一番話題になっているホラー映画の「ミッドサマー」、内容の良しは別として、映画ファンを自負するなら、とりあえず観ておくべき作品だと思います。

 

では前置きはそれぐらいにして、さっそく本作を紹介していきます。

ミッドサマーってどんな映画?

 

「ミッドサマー」は前作「ヘレディタリー/継承」で極めて高い評価を受けたアリ・アスター監督の2作目です。本作も前作同様もしくそれ以上の高い評価を受けています。

 

主演は今映画館でも上映中の「ストーリーオブマイライフ/私の若草物語」でも姉妹の一人を演じた”フローレンス・ピュー”が演じています。

 

内容としては、主人公ダニー(フローレンス・ピュー)が、その妹と家族を自殺で失うところから始まります。そして、その傷が癒えないなか、交際しているクリスチャンとひょんなことからスウェーデンのお祭りに行くことになります。そのお祭りとは原題のタイトルである"Midsommar"(夏至祭)←誤字ではありません。スウェーデン語です。

 

そこではまるで楽園のような世界が広がっています。白夜なのでずっと明るく、女性たちは伝統衣装に身をまとい頭にはお花を飾っています。ひと昔前の森ガール風?←自分を含むアラサー世代には懐かしい言葉ではないでしょうか。

 

しかし、このほのぼのした雰囲気とは裏腹に、どこかおかしいのです・・・変な息を吐いたり、村独特のルールがあったり、目的のよくわからない建物があったりなど・・・

 

感想ー結局、世の中すべて宗教ー

 

簡単に言ってしまえば、宗教映画みたいな感じかなと思います。ホラー映画とは言われていますが、ホラー映画でよくあるような暗闇から急に何かが登場したり、急に大きな音が鳴ったりといったそういう演出は全くありません。

 

ただ、自分の価値観とは違うものに対しての圧倒的違和感が観る人に恐怖感を与える作品となっています。

 

何が正常で何が正常ではないかなんて、結局一部の人たち(自分を含む)の限られた価値観の中で形成されているものなんだなと感じさせる映画でした。

 

 

ここで皆さんに質問です。宗教とカルトの違いって何ですか?

 

これって人によって色々意見が分かれるとは思うんですが、ほとんどの人にとってはメディアでネガティブに報道されてる特異なルールを持った宗教や逆に全く聞いたことがない宗教のことをカルト宗教、新興宗教、変な宗教と認識しているのではないかと思います。それ以外のメジャーものが宗教という感じかな

 

じゃあそれらの宗教についてどれだけ知識があるかというとほとんどの人は何も知らないと思います。←知っていたらすいません

 

よく宗教に熱心な人に対して、かわいそうな人だという認識を持っている方が多いと思いますが、本人がそれで幸せならば周りの人があの人は変な宗教にはまって大変というのはお門違いかなと思います。ただ、自分がある宗教が嫌いで家族がその宗教に入信した場合などはそう簡単に認めることができないのはわかりますが・・・

 

 

人の判断って、絶対評価ではなく基本は相対評価

 

限られたコミュニティの中で独自のルールがあるのは自然なことで、それが例えどんなものであっても、昔からの決まり事だったり、周りが当たり前にやっている場合、疑問に思わないと思います。ただそれとは違う世界に触れることでそれぞれを比較するようになるだけだと思います。

 

もっと身近な事でいえば、自分の家だけの独自のルールとかってどんな家庭でもあるんじゃないでしょうか?外でコミュニケーションするようになって初めて「あっ、これってうちだけのルールなんだ。」って気づくと思います。

 

そういう意味では家族という集団もある意味カルトと呼べなくもないんじゃないかなって思ったり・・・

 

もっと大きな話をすれば地球に住む人自体、地球外からしたら一種の新興宗教団体とも呼べる気もします。

 

 

色々と脱線しましたが、このようなことを考えさせられたのもこの映画を観たからこそだと思います。僕のように観た映画の感想をあーでもないこーでもないとか考察する人にはすごく面白い作品になっていると思います。

 

ただグロいシーンも多いですし、絵は綺麗でも話は結構暗いので、万人受けしない映画であるという前提で、それでも観たい方にはおすすめできる作品になっていると思います。



英語フレーズ

What are you up to?

「何してんの?」

”What are you up to?”は”What are you doing?”と同じような意味があります。ただ全く同じかと言えば、使われる場面によっては少し意味が変わります。”What are you up to?”の場合、今現在ではなくこれから「何かするの?」と言った感じで予定を聞くニュアンスもあります。

 

また相手が何かしようしている場合「一体何をしようとしているの?」という感じで使われることもあるので、シチュエーションに合った訳が必要になります。

 

I'm not trying to attack you

「あなたを責めてるわけじゃないの」

ここで注目して欲しい点は2点。まずは、trying toの発音です。実際の会話ではtrying to という感じで発音されることは比較的少ないです。じゃあどういう発音になるかというと"tryna"という発音が一般的です。

 

実際のセリフでもそのように発音されています。"gonna"や"wanna"といった省略パターンはかなり有名なので、英語学習者の方であればほとんどの方が知っていると思いますが、この省略パターンは知らない人が多い気がします。

 

2点目は"attack"という単語です。多くの人が「攻撃する」というような物理的なイメージで覚えてる単語だと思いますが、口で攻撃する、要するに「相手を責める」という意味でもよく使われます。

 

We're chilling

「ただリラックスしてるだけ」

"chill"で「リラックスする」という意味があります。「ただ、ゆっくりしている」と言いたいときに使えます。

 

Just between us

「ここだけの話だからね」

直訳すると「ただ、私たちの間」となりますが、実際は「私たちだけの秘密だからね」という感じで、他の人に言ってほしくないことをシェアしたときによく使います。

 

How long have you been together?

「どれくらい付き合ってるの?」

これも決まり文句のようなもので、カップルにどれくらい一緒にいるのか、つまり"どれくらい付き合っているのか"と聞くときのフレーズです。主語を"you guys"のようにして二人に聞く場合もよくあります。

 

 

今回はいつもより、映画の話題から逸れて個人的な意見が多くなってしまいました。英語フレーズに関してはどれもよく聞くものばかりで、すぐに会話で使えるものだと思うので、今まであまり使ったことがなかった方は是非使ってみてください。