映画「LION/ライオン 25年目のただいま」とそのセリフから英語フレーズを紹介します。この映画は、25年もの間生まれ故郷から離れて暮らしていたある男のノンフィクション物語が基となっています。

 

では、詳しく映画を紹介していきます。



「ライオン 25年目のただいま」ってどんな映画?

引用元:gaga.ne.jp

25年間故郷インドから離れて里親の元で暮らしていた男の子が、グーグルアースの力を利用して自分の故郷を探すというストーリーとなっています。主演には「スラムドッグ・ミリオネア」にも出演したデーヴ・パテール、助演にはニコール・キッドマン、ルーニー・マーラなど出ています。

 

あらすじは?

 

インドの片田舎で暮らす5歳の少年サルーは、ある時兄の仕事を手伝いに一緒に街へ繰り出します。

 

ただ、サルーは途中で眠たくなってしまい、兄が仕事をしている間、駅でベンチで寝ながら待つことになりました。

 

目が覚めると、駅には人がすっかりいなくなっており、兄もいない。いくら名前を叫んでも何の返事もない。ふと、目の前に停まっていた列車に乗り、兄の姿を探すも、やはり見つからず・・・そのままサルーは疲れて電車の中でまた寝てしまいます。

 

目が覚めると電車はすでに動いており、どこかへ向かっています。そのまま電車から降りることができず、しばらくして着いたのがインドの大都市カルカッタ。

 

現地ではベンガル語が話されており、サルーの話すヒンディー語はなかなか通じません。そんななかある青年に話しかけられたことをきっかけに孤児院に入ることになります。

 

そこで、彼はあるオーストラリア人の夫婦に養子として引き取られることになります。

 

これがインドの現実

 

この映画の中でも描かれているように、インドにはいまだに多くのストリートチルドレンや、幼い頃から仕事をしている子供たちがたくさんいます。

 

また、児童買春など当たり前のように横行しています。この映画でも、街で出会ったやさしそうな女性から主人公サルーが食事を与えられて、途中で怪しいと感じ逃げだすシーンがあります。

 

僕はインドに旅をしたことがあるのですが、実際に多くの子供たちが街中でお金を求めて働いている姿を見ました。がむしゃらに働きまわる子供たちを見て、彼らはいかに毎日を必死に生きているということを身に染みて感じました。

 

インドへ行ったことない人には、まだまだこのような現実が世界にはあるんだということを知ってほしいです。知ってどうなるんだという思うかもしれませんが、日本で問題と言われているブラック企業や非正規雇用などの問題がいかにちっぽけなことなのかと思えると思います。(勿論、大変な思いされている方もいると思いますが・・・)

 

以前インドでの体験記もアップしているので興味がある方はそちらもチェックしてみてください。

 

では、少し脱線してしまいましたが、最後に英語フレーズ紹介します。

フレーズ紹介

I've got a cramp

「足がつった」

"cramp"で「痙攣している」という意味で、"get a cramp"で「体がつる」という風に使えます。ここでは、体の部分については言及されていませんが、基本的につるのは足がほとんどなので、あえて足と言わないことが多いです。

 

ただ、強調したい場合は文の後ろに、"in my leg (体の部分)"を付け加えるといいです。

 

He was out of control

「彼は自分をコントロールできなかった」

"out of control"で「制御が効かない」という意味になります。英語には他にも"out of ~"という表現がいくつかあるので、代表的なものを紹介します。

・out of order 「故障中で」

・out of stock 「在庫切れで」

・out of time   「時間切れで」

見てもらったらわかるようにどれもネガティブな意味で、もし他に"out of ○○"という知らない表現が出てきても、大体がネガティブな表現だと思ってもらって大丈夫です。

 

Saroo made it back to Ganesh Talai

「サルーはガネーシャタライに戻ることができた」

"make it to ○○"に「〇〇にたどり着くことができた」という意味になります。"make it"にも本来「上手くやる、成功する」という意味があり、場所の情報を付け加えることで、「上手く到着できた」という意味になります。ここでは、故郷のことを言っているので"back"が使われています。

 

今回はここまでとなります。