ミュージカル映画「レ・ミゼラブル」から英語フレーズを紹介します。同じくミュージカル映画の「グレイテスト・ショーマン」で主演を演じたヒュー・ジャックマンが主演を演じています。

 

では、早速簡単な映画紹介をしていきたいと思います。


「レ・ミゼラブル」ってどんな映画?

 

2012年に公開されたミュージカル映画で、元はフランス文豪ユゴーの「レ・ミゼラブル」が原作となっています(厳密には小説が基になったミュージカルが原作)。ちなみに原作が書かれたのは、1862年となっており今から150年以上も前になります。これだけ昔の作品が今まで語り継がれ、現代に映画となって甦るのはすごいことではないでしょうか。

 

主演はヒュー・ジャックマンで、他にもラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、ヘレナ・ボナム=カーターなど豪華な顔ぶれとなっています。

 

ちょっとしたウンチクですが、貧しい母親役を演じたアン・ハサウェイは役柄の雰囲気を出すために自らの意思で11キロ減量をして撮影したとのことです。ただ皮肉なことに、その自己主張の強さからその後アンチを増やすきっかけにもなってしまいました。

 

さて、この映画の内容ですが、窃盗の罪で長く服役していた男が心優しき司教に出会ったことがきっかけとなり今までの自分の行いを悔い改め、その後新しい人生を送るなかで起こる出来事が描いています。

 

あらすじは?

 

パンを盗んだ罪で19年という長い囚人生活を送っていたジャン・ヴァルジャンは仮釈放されることになります。

 

そして、行く先もなく困っていたところ教会の司教が食べ物と寝床を提供してくれます。ただ長い獄中生活で仮釈放の身ではまともな職にはありつけないと考えたヴァルジャンは夜中に高価な食器を盗み逃げ去ろうとします。

 

しかし、運悪く彼は憲兵に捕まってします。そこで、司教は憲兵に対して「その食器は彼にあげたものだ」といってヴァルジャンを警察には突き出しませんでした。

 

その行いに感動したヴァルジャンは、そこで名前を変えて裸一貫で新しいビジネスを始め、そこから市長にまでなりました。

 

その後、貧しいシングルマザーのファンティーヌや牢獄時代のヴァルジャンを知る警官ジャヴェールとの出会いでヴァルジャンの人生が大きく変わっていきます・・・

 

では、最後に英語フレーズを紹介します。

 

英語フレーズ紹介

We caught this man red-handed

「現行犯でこの男を逮捕しました」

"catch red-handed"で「現行犯で捕まえる」という意味になります。ただ、この文のように過去形で使われる場合がほとんどです。おそらく現行犯で捕まえるのはあくまで結果のことだからではないかと思います。

 

It is none of your business

「あなたに関係ないでしょ」

映画やドラマでは、よく聞くフレーズです。誰かが自分にとって余計なことや目障りなことをしてきたときに使えます。日本語の英語テキストでは似たような意味で"Mind your own business"という表現がよく紹介されていますが、むしろ上記のフレーズの方がネイティブの会話の中では使われているように感じます。

 

You must sack her today

「彼女をクビにしないといけないわよ」

"sack"で「クビにする」という意味になります。"sack"という単語はおそらく「袋 (穀物などを入れる)」という意味がよく知られていると思いますが後ろに人がくれば「クビにする」を意味します。

 

「クビになった」と言いたいときは"get fired"はですね。これは知っている人も多いのではないでしょうか。

 

Stay still

「じっとして」

これもネイティブ動詞の会話ではかなりよく聞くフレーズだと思います。相手に動いて欲しくないときに使うフレーズで、特に相手に対して何かをしてあげるときに使います。具体的な場面としてはこの映画のシーンにもあったように、ケガ人を助けるときなどに使えます。

 

日本語でいう「じっとして」のニュアンスと近いと思います。似たような意味で"Don't move"というフレーズがありますが、これは意味はほとんど同じですが、相手に対する気持ちが全然違うので、注意が必要です。日本語でも同じように「動くな」と「じっとして」を同じようには使わないですよね。そのニュアンスです。

 

Save your breath

「無駄口はよせ」

直訳すると「あなたの呼吸をおさえて」となりますが、実際は「言っても意味ねぇよ」「無駄口を叩くな」というような意味になります。話し相手の発言を否定するときに使います。

 

 

今回はここまでとなります。

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