今回は、ナタリーポートマンの記念すべきデビュー作「レオン」とそのセリフから英語フレーズを紹介します。この作品でブレイクした彼女はそこからハリウッド界のスターダムを駆け上がっていきます。

 

ちなみに、この頃は若干12歳でありながら、すでにこの美貌。しかもその後ハーバード大を卒業し、母国語の英語を含め5か国語も話せるそうです。日本語も少し話せるとか。才色兼備とは、まさにこのこと。

 

ナタリー愛はこの辺にして、映画の内容に関して紹介していきます。




レオンってどんな映画?

 

1994年に公開された仏米合作の映画。今からもう20年以上前になりますね。

日本でも人気の高い作品なので、すでに観られた方も多いのではないでしょうか。

 

ストーリーとしては、殺し屋レオン(ジャン・レノ)の元に、家族を殺されたマチルダ(ナタリー)が助けを求めるところから始まっていきます。

 

マチルダは父親が残していた大金で、レオンに弟の敵討ちを依頼するが、最初は断られてしまいます。

 

その後、レオンがまともな教育を受けておらず読み書きができないということにマチルダが気付き、それを教える代わりに、レオンから殺し屋としてのノウハウを学ぶようになります。

 

次第に、親子とも恋人ともいえぬ愛情が芽生えるようになります。

 

ラストシーンでは、スティングの「シェイプ・オブ・マイ・ハート」が胸に刺さります。

他にもビョークの楽曲が使われていたり、良い映画には良い選曲有りだとつくづく感じさせられます。

 

ちなみに、英語では"レオンプロフェショナル"というタイトルになっています。また、発音はレオンではなく"リオン"と発音した方が英語らしいサウンドになります。

 

 

では、そろそろフレーズの紹介をしていきたいと思います。

 

 

フレーズ紹介

 

「Just do me a favor」
「お願いを聞いてくれ」

"do me a favor"私のお願いするという意味になります。

自分で自分のお願いすることをしたらおかしいので、これは相手に対して言うフレーズになります。

(ウンチクとして以前紹介したArctic Monkeys の曲にも"Do me a favour"という曲があります。)

 

これはマチルダの父親が殺される前に、麻薬密売組織のボスから言われたセリフです。ここでは、強い口調で言われているので、命令形になっていますが。

 

一般的な会話の中では、もう少し丁寧なフレーズが使われることが多いです。

Could you do me a favor ?

Would you do me a favor ?

「私のお願いを聞いてもらえますか?」

 

何か英語で頼む際に、いきなりお願いするのではなく、このフレーズを挟むことで相手がお願いを聞き入れてもれえやすくなります。

 

よく英語には敬語がないとか、ストレートな表現が多いといいますが、意外とそうでもないと思います。このような丁寧な表現や婉曲表現は英語にもたくさんあります。

 

 

What the hell are you doing out here?

「おまえ一体こんなとこで、なにしとんねん」

これもマチルダの父親がまだ生きているときに、タバコ吸っていたマチルダに言った一言。

 

ここで、注目してほしいのが

What the hell

(hell の部分が f〇〇k ということもよくある)

hellの本来の意味である「地獄」という意味はなくて、これは上記のように疑問文の冒頭で使われ、強い嫌悪感を表すための表現です。

 

何か良からぬ話をしている人を見たときに

「What the hell are you guys talking about」

「お前ら一体、何の話ししてんだよ」

 

The hellを入れることによって「一体、お前は」というニュアンスになります。

非常に失礼な言葉なので、使うことはおすすめしませんが、映画やドラマではよく出てくるので、ニュアンスは知ってたほうがいいです。

 

ちなみにイギリスのロックバンドRadioheadの代表曲「Creep」の中でも

「What the hell am I doing here」

「おれは一体ここで何をしてるんだ」

という歌詞がありますね。

 

 

Holy shit

「マジかよ?」「マジか?」

これは、マチルダがレオンのカバンの中に大量の銃を発見した時に発した言葉です。

 

よく訳では「なんてこった」って訳されてあることが多いんですが、日本語で「なんてこった」なんてあまり使われないので、上記のようなニュアンスで覚えるのをおすすめします。

 

ただこれはReally?のような、質問しているような意図は全くなくて、良くも悪くも驚いたときについ口から言葉が出てしまったという感じです。

 

Holy crapという表現も同じ意味ですが、上の表現よりは少しマシな表現です。ただどちらも英語学習者が使うような適切な表現ではないかもしれません。

 

 

今回は、ちょっと汚いフレーズが多くなってしまいましたが、これらは、教科書には絶対載らないもの(載せれない)なので、映画やドラマでしか学べないフレーズです。

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