今回は今年度一番の話題作といっても過言ではない、映画「ジョーカー」について簡単な内容と感想、そして最後には映画内で使われていた直訳ではわからない英語表現を紹介します。
映画「ジョーカー」ってどんな映画?
まず、この映画はアメリカのDCコミックス「バットマン シリーズ」の悪役人気キャラクター"ジョーカー"題材した作品となっており、タイトルがそのまま彼の名前になっています。
設定としては、他のバットマンシリーズ同様にゴッサムシティ(ニューヨークをモデルとした架空の都市)が舞台となっています。
ストーリーとしては、悪役として知られるジョーカーがいかにしてジョーカーになったかということが描かれており、いわゆるDC作品やマーベル作品のヒーロー物とは異なるテイストとなっており、精神障害に苦悩する男の人生にフォーカスした内容となっています。
ちなみに、僕はDCもマーベル作品もあまり好みではないので、スパイダーマンとダークナイトぐらいしか観たことがありません。以前アベンジャーズを観たら全くおもしろさがわかりませんでした。
観た感想は?
最高でした。
観る前から話題になっていたこともあり、かなり期待して観ましたが、それでも想像以上クオリティでした。さっきもいったように、ヒーロー物は好みではないのですが、この作品はダークなヒューマンドラマといった感じのテイストとなっています。
ダークな雰囲気を持った名作映画はいくつかありますが、この手の作品で重要なのは、完全なダークだけでなく、希望や明るい未来を少し匂わせながらも、結局はどん底に落ちるというどうしようもない人生が描かれているということです。
毎日が楽しくハッピーライフだぜ!という人には共感できない部分が多くあると思いますが、何かしら劣等感を抱いている人にとってはどこか胸に刺さる作品になっていると思います。
この映画が面白くないと思う人とは、そこまで仲良くなれる気がしない(笑)
セリフから学ぶ英語表現
You can say that again
「まさに、その通りだね」
これは、助演のロバートデニーロのセリフで、主人公アーサー演じるホアキン・フェニックスが「昔コメディアンになりたいといったらみんな自分のことを笑ったけど、コメディアンを目指す今では誰も自分のことを笑わない」の発言に対してセリフになります。
上記のセリフは直訳されることはないといっても過言ではないフレーズで、映画や海外ドラマをみているとかなりの頻度で使われる表現となっています。
Are we clear?
「言ってることわかった?」
これは、何か相手に説明や約束したあとに「わかってるよな?」という感じで使われる表現で、やや威圧的響きがあります。単に「理解できていますか?」という意味ではなく、もうわかったよな?という感じで上から目線で使われている場合が多いです。
Will you stop bothering my kid?
「子供にちょっかいかけないでくれる」
"Will you" という表現について正しく意味を理解している方は意外と少ないのではないでしょうか?
"Will you"は一応疑問文の形をとっていますが、日本語でいう「~して」という感じで、相手に有無を言わせない響きがあります。上司が部下に向かってだったり、家族間ではよく使われますが、言い方によっては、命令形とも大きなニュアンスの違いはなく失礼になることもあるので、あまりむやみに使うのはおすすめできません。
もちろん、絶対に相手に何かをやってもらいたいニュアンスがあって使うのであれば問題ないです。
では、今回はここまでとなります。まだ「ジョーカー」を観てない人は、ぜひ映画館でこの作品を堪能してください。