映画「インターステラー」のあらすじとセリフから英語フレーズを紹介します。本作は、約3時間にも及ぶSF長編大作となっています。また、単なるSF映画ではなく、映画の監修には2017年にノーベル物理学賞を受賞した 学者が参加しており、現代科学の知識を総動員した作風となっています。
では、早速映画を紹介していきます。
「インターステラー」ってどんな映画?
2014年に公開された作品で、監督は「メメント」や「ダークナイト」で知られるクリストファー・ノーラン。主演はダラス・バイヤーズクラブでアカデミー主演男優賞に輝いたことがあるマシュー・マコノヒー、そして助演には大人気女優アン・ハサウェイとなっています。
内容としては、地球を救うために宇宙飛行士たちが人類が生存できる他の惑星を探しにいくというものです。
あらすじは?
異常気象によって食料難にある地球で子供たちと暮らすクーパーは、ある時秘密組織の活動拠点を侵入しようとしてその組織に拘束されてしまう。
その組織は、何年もなくなったはずのNASAだった。クーパーはそこで過去のパイロット経験を見込まれ、地球を救うために仲間たちと宇宙飛行士として一緒に宇宙に行ってほしいとの提案を受ける。
彼は娘のマーフィーの強い反対を押し切り地球から旅立つことになった。人類を救うために、そして家族を救うために。
宇宙に出たクーパーたちは、以前に宇宙に旅立った飛行士たちを探すことになります。
フレーズ紹介
Nicely done
「よくできました」
父親クーパーが娘がうまくドローンを着地させたときに褒めるときのセリフです。”Good job”と同じような意味になります。ただ、子供や部下に使うことが多い気がします。なので、上司や目上の人に使うと少し失礼かもしれません。
日本語でも上司に対して「よくできました」とは言わないですよね。そんな感じです。
In my day
「若かった頃は」
直訳すると「私の日では」となりますが、実際は「私が若かった頃は」という意味になります。日本語でも「おれが若かったときはな・・・」とおっさんが若者に語り掛けるのは、いつの時代も同じですがそのニュアンスにかなり近いと思います。
単に"When I was young"というより、"俺の時代はな"という感じで、今とは違うということを強調したいときに使えます。なので若者はあまり使わないフレーズだと思います。
I'm coming back
「戻ってくるから」
英語を学んだことはある人なら知らない人はいないであろう"come back"で「戻ってくる」ですが、ここで注意してほしいのではこの文が進行形であるというです。日本では、"be+動詞ing"で「~している」という意味の進行形と習うと思いますが、この形は未来を表すときにも使います。
実際のシーンでは地球を旅立つ父親が娘に対して言っています。もし仮にここで、進行形の「今戻っている」と訳すと意味が分からなくなってしまいます。基本的に、"be+動詞ing"が未来形として使われる際は具体的な時間("tonight"や”tomorrow”など)と併せていうことが多いので、現在の事を言っているのか未来のことを言っているのかすぐにわかると思います。
ここでは、具体的な時間については言及されていませんが、シチュエーションからして未来のことを指しているのがわかります。
Nice and easy
「そうっとね」
直訳だと「ナイスで簡単」と思うかもしれませんが、実際は「ゆっくりそうっとね」というように物や人をやさしく扱うときに使うフレーズです。映画のシーンでは、医者がベッドから起き上がるクーパーに対していったセリフになっています。
You're no spring chicken anymore
「もう若くないんだから」
"spring chicken"で「若鶏」のことを指しますが、人に対して使う場合は「若い」という意味で使われます。映画では、124歳という超高齢になったクーパーに医者が掛けたセリフになります。
また"spring chicken"は、上記のように"no"を伴って否定の意味で使われることがほとんどです。
では、今回はここまでとなります。