映画「ゲット・アウト」から英語フレーズの紹介します。本作は世界最大の映画批評サイトRotten Tomatoesで98点という極めて高い評価を受け、オールタイムランキングでも第6位に輝いています。近年、人種差別を話題した映画が多くなってきましたが、この映画でもその一面を感じることができます。

 

では、映画の紹介とセリフから英語を紹介していきます。




「ゲット・アウト」ってどんな映画?

 

2007年に公開された映画で、コメディアンとして活躍するジョーダン・ピールが初めて監督するデビュー作となります。俳優陣も主演のダニエル・カルーヤ(Black Mirrorなどに出演)以外は無名の俳優ばかりですが、アメリカでは空前のヒットを飛ばしました。観客だけでなく批評家からも高い評価を受けました。

 

内容として、黒人の青年が恋人である白人彼女の家を訪れた際に起こる様々な出来事を描いたものになります。アメリカのホラー映画にありがちなオカルト系ではなく、人の怖さについて描いています

 

ちなみに、タイトルである"Get out"は英語では一番よく使われるといってもいいぐらい表現で「逃げる」「出発する」という言った意味で使われます。どちらかいえば「出ていけ!!」といった具合にネガティブに使われることが多いですが、意外と"Let's go"と同じようなニュアンスで使われることもあります。

 

あらすじは?

 

クリスにはローズという溺愛する彼女がいます。そして、彼らはローズの実家にあいさつに行くことになります。

 

クリスが彼女の家に着くと家族はとても仲良く出迎えてくれます。自分が黒人であるということから、自分がどう思われる心配していましたが、彼らのフレンドリーさに安堵します。

 

ただ、どこか違和感を感じます。また、今時ではかなり珍しく、家には黒人の使用人がいました。彼らの言動や立ち振る舞いもどこか変。

 

その夜、クリスはローズの母親に部屋に招かれ、その際に催眠術をかけられてしまいます。

 

フレーズ紹介

It came out of nowhere

「それは急に出てきたんだ」

"out of nowhere"で「どこからともなく、急に」という意味になります。単語からすると「どこからともなく」のほうがしっくり気そうですが、実際は「突然、急に」というように"Suddenly"のような使われ方をすることが多いです。

 

映画では、鹿を轢いてしまった時についてのセリフで、"It"とはここでは鹿のことを指しています。

 

You guy look so wiped out

「あなたたちとても疲れてそうね」

"You guy"で「あなたたち」という意味で、男でも女でも誰に対しても使える表現です。日本では"You"にも複数の意味もあると習うと思いますが、目の前に人に対して使う場合は"You"ではなく"You guys"を使うのが一般的です。ただし目上の人に対してはあまり使いませんので、ご注意を。

 

"wiped out"は「疲れ切っている」という意味になります。"I'm tired"のさらに強い版という感じで使えます。

 

Can we unpack first?

「先に荷物を開けていい?」

"unpack"で「荷物を開ける」という意味になります。パッキング(packing)という単語はよく聞くと思いますが、それと同じ頻度ぐらいでよく聞きます。日本人の感覚からすると"un~”否定形の単語は少し不自然な響きがありますが、非常によく使われます。

 

他にも「鍵を開ける」というときは"open"ではなく"unlock"といったりします。

 

 

では、今回はここまでとなります。

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