「チャーリーとチョコレート工場」から英語フレーズをいくつか紹介したいと思います。ジョニー・デップとティム・バートンの名コンビが繰り出す独特ファンタジー世界が描かれた作品となっています。ただ、思っていたよりも大人が観ても楽しめる作品だと感じました。
ちなみに英語でチョコレート(chocolate)の発音は「チョコレット」となるので、英語でチョコの何かを頼むときは発音に注意すると相手に伝わりやすくなります。
では、早速映画を紹介していきます。
チャーリーとチョコレート工場ってどんな映画?
2005年に公開された映画で、監督は独特な世界観を持つで知られるティム・バートンが務めています。彼の作品は不気味さと不思議感が絶妙に入り混じったストーリーの中にはどこか心温まる気持ちが描かれたものが多く、この作品もまさにそんな作品となっています。
俳優陣はティムーバートン監督の映画ではおなじみのジョニー・デップとヘレナ・ボナム=カーターが出演しています。ちなみにヘレナとバートンは事実婚状態にあり、子供もいるようです。
内容は、貧しい家庭の中で生活する男の子が、謎に包まれたチョコレート工場の見学ツアーのチケットを奇跡的にゲットし、工場とその工場長であるウィリー・ウォンカの秘密を知るというものです。
色んな風刺が込められている
この映画には主役となる男の子以外に、4人の子供たちが登場するのですが、皆癖が強く人間の闇の部分を抽出したような役柄となっています。
豚のようにお菓子を食べる子や、親の財力を頼り色んな願いを叶えようとする強欲な子や、暴力的TVゲームにはまる男の子だったりと人間が持つダークな部分が強烈に描かれています。
パロディが盛りだくさん
この映画には至る所に、名作映画や有名バンドのパロディが含まれています。
わかりやすいところでいえばスタンリー・キューブリックの「2001年の宇宙の度」やヒッチコック「サイコ」などがあります。ほかにもたくさんパロディが盛り込まれているので、ファンタジー映画がそこまで好きでなくても映画ファンや音楽ファンであれば十分楽しめる作品になっていると思います。
では、最後にセリフから日本人には理解しにくい英語フレーズをピックアップしたので、見てみましょう。
英語フレーズ紹介
Before long
「まもなく」
直訳では「長い前」と少し意味がわかりにくいですが、「すぐに、まもなく」という意味になります。"Immediately"ほど緊急性はないですが、近いうちにというニュアンスで"soon"に近いニュアンスになります。
It is perfect in every way.
「あるゆる点において完璧だ」
"in every way"で「色んな意味で」という意味になります。"in"という前置詞には非常にたくさんの意味がありますが、ここで使われているような使い方で他にも"in a good way"「良い意味で」、 "in a negative way"「悪い意味で」なども日常会話で使いやすいフレーズとなっています。
Wouldn't be something?
「すごいじゃないか」
文法的に特に難しい表現ではないのですが、注意してほしいのが"something"という単語。「何か」という意味で使われることが多い単語ですが、「すごいもの」という意味もあります。「何か」と訳すのと「すごいもの」と訳すのでは意味が大きく異なるので気を付けてください。意外と英語中級者の方でも知らない方が多いような気がします。
同じように"someone"にも「誰か」という意味以外に「すごい人」という意味があります。
Mark my words
「私の言うことを良く聞きなさい」
これは、チャーリーのおじいちゃんが言ったセリフになります。"Mark my words"は決まり文句となっており、親や目上の人が子供に対してよく使う表現となっています。ただ、怒っているというよりはあくまで助言をしているニュアンスです。
You'll still have the candy
「少なくてもチョコもらえるでしょ」
これは、チャーリーがチョコの包みを開けるときにお母さんに言われたセリフとなっています。ここでは、チョコのことを"candy"と呼んでいます。
日本語ではキャンディーといえばアメのことを指すと思いますが、英語では"candy"はキャンディー、チョコ、キャラメルなど砂糖菓子全般を指します。ちなみにケーキなどは入らないようです。
All in good time
「そのうちわかるよ」
"All in good time"で「あるべき時間にはすべてのことがわかる」という意味になります。ただ、意訳として「そのうちわかる」というのがしっくりくると思います。似たようなフレーズの"Time will tell"「時間が教えてくれる」も同じように使えると思います。
今回はここまでとなります。