今回は映画「はじまりのうた」を紹介します。この作品は個人的には音楽映画という括りではダントツナンバーワンと思うぐらいのクオリティです。
ストーリーは勿論、映画内で使われている楽曲も素晴らしく、キーラナイトレイの素朴な歌声にあの美貌、魅了されない方が異常なくらいです。
ちなみに彼女の話し方は典型的なクイーンズイングリッシュ。話す言葉まで上品。では、今回も簡単な映画紹介とセルフから英語フレーズの紹介をします。
はじまりのうたってどんな映画?
『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督によって撮られた映画で、公開は2013年。主演は先ほども少し触れたキーラ・ナイトレイ (過去主演作 「ラブ・アクチュアリー」、「プライドと偏見」...etc) が務めており、その恋人役ではマルーン5のアダム・レヴィーンも出演しています。
ストーリーは自分のレコード会社をクビになった元社長と失恋中の女性の話です。といってもラブストーリー要素は少なく、分類するならヒューマンドラマになる思います。
個人的に多くの映画を観てきて、ラブ要素が全面に押し出されているものより、あくまでストーリーの一部として描かれているぐらいが名作とされる映画には多い気がします。
サントラの音楽が素晴らしい
やはりこの映画の大きな魅力としては、使用されている楽曲のクオリティの高さだと思います。既存の曲はあまり使われておらずこの映画のために作られた曲を多く使用しています。その為、曲の雰囲気や歌詞がストーリーと絶妙にマッチしています。
映画内ではアダムの役は、まさに消費される音楽(商業的な)を支持するような立場になっており、キーラが歌うようなシンプルな楽曲との対比がこの映画の主のテーマを如実に表しています。売れる音楽を選ぶのか、自分のスタイルを貫くのか。
フレーズ紹介
For what it's worth
「こんなこといっても仕方ないけど」
いっても仕方がないかもしれないようなことをいう時に使えるフレーズです。直訳からはわかりにくいですが、価値があるかわからないけど、みたいなニュアンスがあります。
Take a chance
「一か八か賭けてみる」
これは多くの人が勘違いしているフレーズです。チャンスを掴むという意味だと思っている人が多いです。実際はチャンスに賭けてみるという意味です。
Out of one's league
「高嶺の花」
これは手の届かない人について言うときに使えるフレーズです。例えば「彼女は高嶺の花」と言いたければ「She is out of my league」となります。
What's on your mind
「何か気になることがあるの?」
直訳すれば心の上に何があるのですが、要するに心に引っかかることがあるの?といった意味になります。
今回はこれで以上となります。この映画ではアダムラヴィーン(Maoon5)の歌声も聴くことができるので、彼の音楽が好きな人にとっても楽しめる作品となっています。