名作映画「アニーホール」から英語フレーズを紹介します。実際に会話で使える英語表現から名セリフまで併せて紹介。
では、まず映画について簡単に触れていきたいと思います。
「アニーホール」ってどんな映画?
1977年に公開され、今では名監督として知られるウディ・アレンが映画監督として認められるきっかけとなった作品です。内容はラブコメディで、主人公アルビー・シンガーと恋人アニー・ホールとの恋愛関係を描いたもになります。ちなみに、ウディ・アレンは主演も務めています。
この作品の特徴としては、過去を振りかえりながらさも、現在の姿のままその場シーンに存在しているようなシーンが多く観られるというところです。といってもタイムトラベルのような雰囲気ではなく、単なるツッコミのような感じです。他にもカートゥーンのキャラクターと話すシーンがあったりと思ってたよりもコミカルな作風になっています。
ストーリーとしては、恋人アニー・ホールと倦怠期を迎えていたアルビー・シンガーが彼女との出会いを中心に過去の出来事を回想していくというものです。
アニー・ホールに登場する名言
Love is too weak a word to what…I lurve you, I loave you
「愛なんて言葉じゃ弱すぎる、僕はあなたをアァーイしてるんだよ」
"lurve"も"loave"も正しい英語ではありませんが、"love"の強調として使われています。要はめちゃくちゃ愛しているってことです。
A relationship is like a shark. It has to constantly move forward or it dies
「恋愛はサメのようなもの。常に動いていないと死んでしまう」
"relationship"は「恋愛(関係)」を意味します。漠然に関係という意味もありますが、恋愛関係という意味で使われることがほとんどです。2文目の”or”は「もしくは」という意味ではなく「さもないと」という意味で使われています。
英語フレーズの紹介
What's the point?
「何の意味があるの?」
ここでは"point"とは「やろうとしていること」を指します。よく「要点」と訳されていますが、日本語でいう「やりたいこと」「言いたいこと」と訳す方が英語本来のニュアンスと近いことが多いと思います。
Once in a while
「たまに」
"once in a while"で「たまに」という意味になります。"sometimes"の代わりに使うことができます。日本人はあまりやらないことを表現するときに"Sometimes"ばかりを使う傾向にあるので、この表現も使うことでより自然な英語になると思います。
また、英語という言語は繰り返し同じよう表現を使うことは避けようすることが多いので、なるべく同じよう単語は使わず似たような意味の単語を使って会話するとよりネイティブ感が出ると思います。
Give me a break
「ちょ勘弁して」
これはきまり文句で、相手の行動や言動に対して「いい加減にして」というときに使えるフレーズです。"break"は「壊す」という意味以外に「休憩」という意味があるのを知っている人もいると思いますが、この文では別に「休憩をちょうだい」と言っているわけではないので、注意してください。ちなみに。「休憩を取る」は"take a break"といいます。
I'm anal
「僕は細かいんだよ」
直訳では「おれはけつの穴」というすごく意味になりそうですが、勿論そんな意味ではなく、「細かい」という意味になります。周りから見ると必要に以上に何か固執している場合に使われます。なので、良い意味で使われることは基本的にありません。
Once and for all
「これで終わりだぞ」
"once and for all"で「これっきりだぞ」という意味になります。and を省略して"once for all"という場合もあります。
では、今回はここまでとなります。個人的には「500days of summer」とかが好きな人にはおすすめしたい作品です。