映画「あの頃のペニーレイン(Almost famous)」から英語フレーズを紹介します。この映画は60、70年代の音楽シーンをテーマに描かれた作品で、事実に基づいた内容も多くロックファンは絶対に観ておきたい名作映画となっています。

 

では、早速紹介していきます。


「あの頃のペニーレイン」ってどんな映画?

 

この映画は現在映画監督として活躍するキャメロン・クロウの少年時代から音楽マガジン"ローリングストーン誌"のライターになるまでを描いた自伝的映画となっています。

 

舞台は60~70年代となっておりロックの全盛期ということもありその時代を象徴するアーティストの音楽がたくさん使われており、クラシックなロックファンにとっては非常に親しみやすい作品になっています。

 

また、日本ではあまり聞くことがないグルーピー(日本でいうアイドルのおっかけに近い)についても描かれているので、その時代の音楽シーンの雰囲気も感じることができると思います。

 

あらすじは?

 

飛び級で高校に進学したウィリアムは若干15歳にして、高校は卒業間近。姉からもらったロックのレコードを聴く毎日。

 

そんな彼がある時、音楽雑誌クリームで音楽批評が評価されたことがきっかけである有名バンドのインタビューをすることに。

 

そして、彼はそのままバンドのツアーの同行することになり、そこでペニーレインという名の女性に出会います。

 

ウィリアムはバンドの内情やペニーレインたちグルーピーに囲まれ、今まで知らなかった世界を目にすることになります。

 

この映画の事実とは?

 

まず、キャメロン・クロウは主人公であるウィリアム同様に15歳で高校を卒業しており、一般的な人よりも2年も早く高校を卒業しています。

 

ウィリアムとやり取りをしていたローリングストーン誌のBenは実際にキャメロンをローリングストーン誌のライターとして雇った人物となっています。

 

またこの映画で登場するバンド"スティルウォーター"は実在するバンドではありませんが、キャメロン自身がツアーに同行したバンド"Heart"がモデルとなっています。ちなみに、キャメロンはHeartのギタリストのナンシーと結婚しました。(のちに離婚)

 

 

では、最後にセリフから英語フレーズを紹介していきます。

 

英語フレーズの紹介

I get the gist

「言いたいことは分かった」

"gist"は「要点」という意味で、"get"と組み合わせて"get the gist"で「要点を理解する」という感じで使われます。同じく要点を意味する"point"は知っている人が多いと思いますが、この表現は知らない人も多いのではないでしょうか。

 

She's a handful

「彼女は厄介だな」

"a handful"で「手に負えない(人や物など)」という意味になります。一般的には「一握りの」という量を表す単語と知られていますが、人に対して使うと手に負えないぐらい面倒な人という意味になります。映画では、必要以上に過保護な主人公の母親に対して使われています。

 

From here on out

「今からは」

From here on out”で「これからは、今からは」という意味になります。少し古い表現で、同じ意味の"From now on"ほどの使用頻度ありませんが、今でもたまに聞くフレーズです。なぜか日本語ではほとんど紹介されていなかったので今回取りあげてしてみました。

 

Break it up

「けんかはやめろ」

"break up"と聞けば「男女が別れる」という意味が有名だと思いますが、"break it up"で「ケンカはやめろ」という意味にもなります。知らなかった人は一度、海外ドラマや映画のケンカシーンに着目してみてください。

 

今回は紹介したフレーズはどれも比較的日本人が知らない表現をピックアップしてみました。

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