皆さんは、"I'm tired"という英語フレーズを「疲れた」という意味だと決めつけていないでしょうか。ネイティブと会話してみればわかると思いますが、実は彼らは"I'm tired"を「眠たい」という意味でも頻繁に使っています。



"I'm tired"=「疲れた」「眠い」

 

でも、このフレーズを使った時に、一体どちらのニュアンスを意味しているのかわからないと思う方もいるかもしれませんが、状況によってどちらを意味するかは推測することができます。

 

具体的には、相手がハードなスケジュールをこなした後に言ったなら「疲れた」という意味になりますし、目をこすりながらベッドに向かいながら言ったなら「眠たい」という意味になります。

 

なので、相手が”I'm tired”と言ったからといって、「疲れている」とは限らないので、決して「なんで、あんた今日何もやってないのに疲れてるの?」なんて言わないように、気をつけてください。

 

じゃあ"I'm sleepy"はいわないの?

 

「眠い」を英語で言うと"I'm sleepy"とほとんど日本人が言うと思いますが、実際、英語圏の大人の会話ではあまり聞くフレーズではありません。

 

このフレーズ自体は間違いではないのですが、一般的に子供がよく使うフレーズで、大人が使う場合は朝目覚めてまだ眠たいと思ったときに使う程度で、日本語のニュアンスでいうと「眠いよー」といった感じになります。

 

なので、夜に普通に眠いと言いたい時は、上記で紹介した”I'm tired”を使うのが自然な英語となります。

 

 

疲れた時に使える他のフレーズ

 

英語には"I'm tired"以外に「疲れた」という表現がいくつかあるので、それらも紹介します。

 

・I'm dead tired

「死ぬほど疲れた」

これは"I'm tired"に”dead”につけ、文字通り死ぬほど疲れたときに使えます。おそらく「疲れた」を意味するフレーズで、一番疲れた度合いが強い表現となります。

 

・I'm exhausted

「めっちゃ疲れた」

これは、上記の表現ほど強い表現ではないですが、日常的にはよく使われるフレーズで、"I'm tired"よりは疲れた度合いは強くなっています。

 

・I'm worn out

「めっちゃ疲れた」

これも”I'm exhausted”同じようなニュアンスで、また日常的にもよく使うフレーズとなっています。

 

・I'm knackered

「とても疲れた」

これも上記2つのフレーズと似たニュアンスのフレーズとなっています。ただ、イギリスでのみ使われるフレーズとなっています。なので、よっぽどイギリス英語に慣れ親しんでいない限り、他の国の人には伝わらないフレーズです。

 

もしイギリス人と話す機会があれば、是非使ってみてください。

 

 

今回はここまでとなります。他にも、日本人が当たり前のように使っている英語フレーズで、実は違う意味を持っているものがいくつかあるので、またそれらも後日紹介していきます。