多くの世界遺産ランキングサイトで1位を獲得しているアンコール・ワット。今回はそのアンコールワットが一体どんな場所なのか、現地への行き方、また実際に現地に訪れた経験から役立つ情報をシェアします。
そもそもなぜ、アンコールワットがこんなに人気が高いのでしょうか。
大きく2つの理由があり、まずアンコールワット自体のクオリティが極めて高い、
そしてアジアにあるので日本から比較的近く費用と所要時間の面で優れている。
こういった高いコスパから多くの日本人に根強い人気があります。
では、簡単に紹介していきます。
アンコール・ワットって?
世界遺産に認定されているアンコール遺跡群の一つになります。遺跡群の中ではアンコールワットが一番有名ですが、他にも周辺にはアンコール・トムやブノン・バケン等があります。
これらは今から1000年程前に現カンボジア周辺で栄えていたクメール王朝の遺跡後になります。
場所はカンボジア北西部のシェムリアップという街あります。
日本からアンコールワットへの行き方
①日本からシェムリアップへ
日本からだとシェムリアップへの直行便はないため、アジアのどこかの都市を経由することになります。調べたところ、香港、クアラルンプール、バンコク経由の便が多くがありました。(2018年10月現在)
5万円以内の安価な便だと、経由地での乗り継ぎ時間が長い便が多かったので、あわせて観光するのもいいかもしれません。僕が現地が訪れた際も、中国の上海経由だったので、待ち時間に少し観光ができました。
僕は日本でビザを取得してから行きましたが、費用面や手間から考えても、現地到着後がいいと思います。
費用は30ドルで、縦4.5cm×横3.5cmの顔写真を渡航前に準備して持参してください。
②シェムリアップ空港から市街へ
空港内にはタクシー等を手配してくれるカウンターがあるので、それを利用するといいでしょう。空港外で流しを捕まえるより値段は高いですが、やはり安全なのは間違いです。
場所は到着ゲートを出てすぐ左にあります。
料金は以下の通り
トゥクトゥク : 9$
タクシー :10$
ミニバン :15$
空港に着いてすぐに多くの人は宿泊するホテルに向かうと思うので、ドライバーに住所を伝えるものを持っていた方が良いです。
ホテル予約詳細の紙に加えて、携帯にホテル情報のスクリーンショットをとっておけばネットが繋がらなくても、いつでも情報が確認できるので、安心です。
③シェムリアップ市街から遺跡群へ
多くのホテルがあるシェムリアップから遺跡群に行くには、ホテルのカウンターでタクシーかトゥクトゥクを手配してください。
これも料金は流しで拾うより高いと思いますが、料金のトラブルになることは少ないと思います。
遺跡群観光の前に
①まず入場券をゲットしよう
販売所カウンター(Angkor Ticket Office)で購入します。
おそらくチケットといえばすぐ、タクシーやトゥクトゥクのドライバーがそこへ連れて行ってくれます。ちなみに、これは周辺遺跡群のチケットとなるので、それぞれ遺跡でチケットを購入する必要はありません。
1日券 37ドル 3日券 62ドル 7日券 72ドル
現地滞在は3日ぐらいあれば、余裕をもって主要な遺跡群は回れるので、3日券がおすすめです。滞在日数が一日だと、2,3つの遺跡を足早にみることになります。
チケットには、顔写真が記載されるのですが、その場で写真を撮ってもらうので、特に必要な物はありません。
②水分・雨具対策
みなさんご存じのように東南アジアにあるカンボジアは1年を通して暑いので、水分補給は快適な旅行に必要不可欠です。
飲み物は遺跡内では購入できなかったりするので、いつでも飲み物を携帯するようにした方がいいと思います。遺跡内では歩くことが多くまた急な傾斜の場所多いので、かなり体力を消耗します。
また、6月~10月の雨季に訪れる場合は急なスコールもしばしばあるので、カッパなど雨具があると便利です。
アンコール遺跡群の紹介
①アンコール・ワット
これは、皆さんがよく見る遺跡光景だと思います。東西約1500メートル、南北約1300メートルの塀に囲まれ、中心の上部に中央祠堂があります。
観光時間としては最低半日ぐらいあれば回れると思います。人によっては丸1日観光する人もいます。それだけ見るところがあるということですね。
本当に傾斜のある階段が多いです。体力に自信がない方は遺跡を回る際は、できる限り荷物を少なくしたほうがいいと思います。
②アンコール・トム
アンコールワットが日本では知られていますが、このアンコールトムが個人的には遺跡群の中でNO.1でした。特に中心部のバイヨンと呼ばれる場所はまさにこれぞ「遺跡」という迫力感で、見るものを圧倒してきます。
こちらも、アンコールワット同様、半日程度は回るのに要すと思います。
③タ・プローム
写真から見てもわかる通り、この遺跡の特徴は至る所で巨大な木々が遺跡を覆いつくそうとしています。まさに人間が作り出したものと自然との融合物です。廃墟感と生命の強さを同時に感じることができる場所です。
観光時間は1時間程あれば十分だと思います。
ちなみにここは映画「トゥームレイダー」の撮影にも使われたそうです。
④ベンメリア
日本でジブリの「天空の城ラピュタ」の舞台では?と話題になった場所です。ただ、こちらは上記の遺跡群からかなり離れており、アンコールワットからは60kmほど離れた位置にあり、車で一時間半程かかります。
また、上記の遺跡群チケットとは別に5ドルの入場料がかかります。
それでも行く価値はあると思います。日程に余裕がある方は是非。現地観光時間は1時間半程度だと思いますが、往復の移動があるので、これも半日程度は時間をみておいた方がいいでしょう。
以上が僕が特におすすめするアンコール遺跡群となります。今回紹介した以外にもまだまだ遺跡たくさんはあるので、気になった方はもう少し調べてみてください。
数ある世界遺産の中で、これだけの魅力を持ち、日本からのアクセスも良いところは他にないと思います。