皆さん、プレゼントという英単語はご存じですよね。
これは、人への贈り物を指しますよね。
英語で書くと、
「Present」
実はこの単語は、日本語でよく使われる贈り物という以外にいくつも意味があり、多義語といわれるものに当たります。
品詞だけでも、名詞、形容詞、動詞と3つの要素を持っています。
まずは名詞の意味を見てみましょう。
先ほどの贈り物という意味以外に、「現在、今」といった意味があり、中学校の時に習った現在形を指す言葉としても使われます。なので、文法について勉強していれば頻繁に出くわすでしょう。
次に形容詞について
「現在の、出席している」という意味があり、名詞と同じように今存在しているというニュアンスがあります。
最後に動詞
「贈る、提出する、提供する...etc」といった意味があります。
動詞としての意味は非常に多く、文脈にあった訳が必要になると思います。あえて他の意味を記載しなかったのは、すべて覚えるのは難しいでしょうし、ニュアンスを理解していればすべて意味を覚えてなくても、理解することができるからです。
これで、Presentという単語の意味はおおよそ掴むことができましたよね。
では、発音。
これらは、すべて同じ発音だと思っていないですか。
この3つの内、1つだけ発音が違うものがあります。正確にはストレスの位置ですが、
どれが違うと思いますか?わかった方はすでに、中級レベルですね。
答えは
動詞の「Present」
上2つの名詞と形容詞は、最初にストレスが来ます。多くの人が、これは正しく発音できてると思います。
問題は動詞の方、これはストレスが後ろに乗るので、
「プレゼーントゥ」のような発音になります。
以下動画で両方とも発音してるので、確認してみてください。
英語には、他にもたくさん1つの単語で名詞と動詞の両方の意味を持つものがあります。
それらの多くがPresentのように
名詞で使われる場合は、最初にストレス
動詞として使われる場合は、後にストレスがのります。
一部例外もあるので、気になった際にその都度発音を確認するのをおすすめします。
このルールを知っているだけで、より自然な英語を発音でき、またリスニングの理解にも繋がります。
いくつか、そういった単語を挙げますので、発音が気になった方はチェックしてみてください。
・record・import・export・address・absent・conflict・permit...etc
などなど、すべてを挙げるとキリがないので、ここまでにします。
このルールを知らなかった方は、これを意識して発音したり聞いてみてください。
お土産って正しく英語でいえる?
ここで、ちょっと脱線。日本語でよくお土産をプレゼントするといいますが、お土産を英語でなんていうか知っていますか?
はい、そうです。
「Souvenir」スーベニアー
これは知ってる方も多いと思いますが、本当の意味は少し違います。
この単語は、人にプレゼントするものには使わないです。日本人がよくいうお土産ってほとんど他人へのプレゼントですよね。これには、Giftという単語を使った方が自然です。
じゃあ「Souvenir」はどういう意味かというと、これは観光地などその地の名産物で自分のために買ったものを指します。なので、正確に訳すなら「自分へのお土産」が正しいです。
だから例えば、このような文であれば
「I will buy a souvernir for you」
「あなたに自分へのお土産を買ってくるよ」
というようなおかしな意味となります。
なので、使い方には気を付けましょう。こちらとしても、ギフトって言って人にあげる方が、気分が良いですよね。