今回は日本語でも、定着してしまっているカタカナ英語の中で、実際の英語発音と発音が大きく異なり、多くの日本人が正しく発音できていない単語を10個ほどご紹介します。と言っても、どれも皆さんもよく馴染みのある単語ばかりだと思います。
発音を間違えやすい10単語
①Mobile 「モウボゥ」
持ち運びできるという意味の単語ですよね。実際「携帯電話」を指すことが多いと思います。実はこの単語は以前も取り上げています。
TOEICに関する記事の中で、よかったらこちらもどうぞ。
発音はモバイルではなく、アメリカ発音では「モウボゥ」となります。
ちょっとスペルから想像しにくい気がしますが。
ただ、イギリス英語では「モバァイル」といった具合で発音するので、あながち日本語発音でも、大きな間違いではないのですが、日本人が使う英語はアメリカ発音が多いので、これは言ってみれば関西弁と関東弁を織り交ぜて喋っているようなものです。
もちろん、それぞれ知ってる上で発音するのであればいいのですが、カタカナの発音しか知らないで、ただ英語っぽく発音するのは、伝わらなかったり不自然に聞こえるので、どんな簡単な単語でも正しい発音を知ることは大事です。
カタカナ英語の発音は、アメリカ英語に近いもの、イギリス英語に近いもの、またはどちらとも違うものが混在しており、あまり意識することなくすべて英語だと思っていたかもしれませんが、そういうところに目を向けてみると、新しい発見があるかもしれませんよ。
ちょっと長くなりましたが、次からささっと紹介していきますね。
②Studio「ストゥディオ」
スタジオって楽器経験のある人であれば、何度か訪れたことがあるんじゃないでしょうか。難しいことを考えずに、スペルを見れば ジ とはどこにも書いてないですよね。
③Stadium「ステイディアム」
これも上と一緒でdiはジと発音するのではなく、ディとなります。
また最初もスタではステイと発音しましょう。
④Earth「アース」
あれ?カタカナと一緒と思ったかもしれないですが、厳密には違います。伸ばす部分の発音はR発音なのでやや巻き舌発音、最後も普通にスと発音するのではなく、thなので舌を前歯の下に当てるように。
なんで、こんな細かく説明するかというとこのアース、普通にカタカナで発音するとassという別の単語の発音に聞こえるからです。意味は「ケツ」です。
⑤Garage「ガラージ」
こちらも以前紹介したTOEICに関する記事でも触れています。最初の音はガレではなくガラです。
⑥Chocolate「チョコレットッ」
これは、好きな人も多いですよね。これはシラブルといって音のまとまりの数は2つしかなく、チョコ・レットゥという感じになります。
日本人が英語を聞いて速いと思う原因の一つとして、そもそも単語単位でも、実際に思っているほど長く発音されていないことを知らないからだと思います。
⑦Ultra「アルトラ」
「極度の、過度な」という意味の単語ですが、確かにぱっとみたらウルトラと言いたくなりますよね。でも考えてみたらupという単語もウプとは言わないですよね。
Uというスペルは日本語のアに近い発音がされることが多いです。ただ本来発音記号の音よりも少しオに近い発音を意識するとよりネイティブ感のある発音になります。
⑧Hose「ホウズ」
これは、ホースという意味の単語ですが、伸ばして発音するのではなく、ホオウという感じで、最後もスではズと濁ります。
⑨Theme「シーム」
これはテーマという単語ですね。これは全然発音が違いますね。最初も最後も。最初のシはearthのときと同じで、thは舌を前歯に当てる感じ発音、最後はマではなくム。
⑩Loose「ルース」
これは、日本ではルーズという使われ方をしていることが多いです。
意味は皆さんご存じの通り、「緩い」といった意味ですが、最後の音は濁らないです。
仮にルーズとは発音すれば「負ける」という意味の「Lose」の発音になってしまいます。
今回は特にカタカナ発音と英語発音の乖離が大きく、また比較的に使用頻度が高い単語をピックアップしたので、是非参考にしてみてください。