"had better"の正しい使い方を知らない日本人がすごく多いと感じるので、今回は"had better"の使い方から発音までネイティブの意見を交えながら詳しく解説していきます。



”had better”は注意に近い

 

なぜか僕が中学校のときに受けた英語教育では"had better"は「したほうが良い」という意味で習いました。しかし、実際は「~せな、やばいことになるで」という感じで、注意に限りなく近いアドバイスになります。

 

命令形ではないので、そこまで高圧的ではないにせよ親しい友人や家族に対して、やや差し迫ったシチュエーションでよく使われます。

 

"better"という単語が入っているので、”良くなる”というニュアンスが含まれている感じがしますが、実際は逆で、「今それをやらないと今よりマイナスなことが起こるよ」という風に後に起こる良くない出来事を回避するためのアドバイスとして使われることが多いです。

 

なので、何か友人におすすめしたりする場合に”You had better try it”言うと少し不自然になります。もちろん、トライしないとまずい事が起こるニュアンスを含んでいるであれば間違いではありませんが、あまりそんな使い方はしません。

 

”had better”が使われる具体的な場面としては、ケガや病気になったときに「病院に行ったほうがいい」、または子供が部屋を散らかしたままで「早く部屋を片付けたほうがいいよ」など、そのままの状態を放置すると良くないことが起こる場合に使われます。

 

体調が悪いのに、そのままにしていたらさらに体調が悪くなるかもしれないし、子供が部屋を散らかしたままだとお母さんに後で怒られるかもしれません。

 

このように強いアドバイスではありますが、相手のことを思ったニュアンスも少しあります。ただ、やはり目上の人に使うのは失礼にあたるので、友人や家族のみで使ったほうが良いです。

 

ネイティブは"had better"を使わない

 

ところで、皆さんは"had better"とネイティブが発音しているところや、文で"had better"が使われているのを見たことがあるでしょうか。

 

海外サイトや小説を読んでいると見ないこともありませんが、そこまで見かけないのではないでしょうか。

 

会話にいたっては、"had better"とはっきり発音しているネイティブは皆無に近いと思います。

 

その代わりにI'd betterやyou'dという省略パターンが使われることが多いです。また、" 'd "も完全に省略して"better"だけで発音される場合も多いです。アメリカ人は特にこのような使い方をしている方が多いです。

 

ちなみに知り合いのアメリカ人によると"had better"とそれぞれの単語をはっきり発音すると不自然なサウンドに聞こえるとのことでした。なので日本人からすれば、無理にd'を言おうとするよりいっそ最初から"better"だけで発音したほうが簡単にネイティブに近い発音が出せると思います。

 

一方で知り合いのイギリス人に聞いてみるとイギリスでは"had"を省略して"better"だけで使うことはあまりなく、”I’d” "You'd" "We'd"といった具合で使うことが多いようです。また、betterだけ使った場合は”had”だけよりも少し注意の度合いが強くなる感じがするとのことでした。

 

 

以上のことから自然な英語サウンドに近づけたいのであれば”had better” ではなく"better”で強いアドバイスを表すと覚えていた方が実用的だと思います。

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