ネットフリックス配信の人気ドラマ「ハウス・オブ・カード」とそのセリフから英語フレーズを紹介します。このドラマは映画監督として人気の高いデヴィッド・フィンチャーが総指揮を務め、主演はケヴィン・スペイシーとなっておりサスペンス名作映画「セブン」を沸騰させます(ケヴィン・スペイシーは「セブン」に犯人役として登場)。

 

 

デヴィッド・フィンチャー作品(「セブン」「ゴーン・ガール」「ソーシャル・ネットワーク」・・・)の持つ独特の緊迫感が味わえる作品となっており、彼の作品が好きな人には是非チェックしてもらいたい作品となっています。

 

ではドラマの詳しい紹介と英語フレーズを紹介していきたいと思います。



「ハウス・オブ・カード」ってどんなドラマ?

 

このドラマは2013年からネットフリックスによる配信でスタートしたドラマで、ネットフリックス製作のドラマとしては先駆け的な存在となっています。(その後、NETTFLIXオリジナル作が爆発的にヒットするようになる)

 

主演は冒頭にも触れたようにケヴィン・スペイシー、その妻役としては「フォレスト・ガンプ」でヒロイン役を演じたロビン・ライトが出演しています。

 

内容は忠誠を尽くしてきた政治家たちに裏切られた男がホワイトハウスに入閣するためにあらゆる手段を使って復讐を遂げるというものになっています。

 

ちなみにタイトルとなっている"House of cards"は文字通り「トランプで作った家」という意味もありますが、そこから転じて「もろく崩れや易いもの」という意味があるようです。このドラマでは「ホワイトハウス」のことを指しているのは間違いないと思います。

 

 

では最後に、その第1話からいくつか英語フレーズを紹介していきます。

 

英語フレーズの紹介

Steve is gonna file the report

「スティーブが報告書を出しておくので」

これはひき逃げ現場を見たフランクが飼い主に対して、部下が被害届を出しておくよと言ったシーンのセリフになります。

 

"file"と聞くと、書類をまとめるファイルを想像しがちですが"file"には「提出する」という意味も実はあります。"file the report"で「報告書を提出する」となります。ちなみに、TOEICでも見かけたことがあるフレーズです。

 

That's beside the point

「そんなことはどうでもいい」

"beside the point"で「見当外れ」「言いたいことではない」という意味があります。基本的に重要ではないという意味ですが、大きく2つの使われ方をしていて、1つ目は「前に言った内容が間違っている場合」、2つ目が「間違っているわけではないけど、それがいいたいことではない」というときです。上記では両方の意味をカバーできる日本語の「そんなことはどうでもいい」と訳しました。

 

"beside"は「そばに」という意味で覚えている人が多いと思いますが、上記のように全く逆の「外れて」という意味があるので、勘違いしやすい英語表現の一つだと思います。

 

You're gonna have your hands full at the White House

「ホワイトハウスの件で忙しくなるでしょ」

"have someone's hands full"で「忙しい」という意味なります。ただ、もう少し詳しく説明すると日本語のニュアンスとしては単に「忙しい」というよりも「猫の手も借りたいほど忙しい」という感じが一番近いと思います。

 

あと"The White House"というスペルと発音についてですが、これはアメリカ合衆国大統領が住む建物のことを指しており固有名詞となり大文字表記されているので、単なる"white house(白い家)"と区別しないといけません。さらに、発音も"White House"と”white house”では異なるので注意が必要です。

 

"The White House"では最初の"White"にストレスが来ますが、"white house"では2つ目の"house"にストレスが来ます。これは名詞が2つ並んだ場合は一つ目の名詞にストレスが来て、形容詞の次に名詞がくる場合は名詞にストレスが乗るという英語の法則からきています。

 

 

では、今回はここまでとなります。

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