英語を話そうとしたときに、言いたいことをどう英語で言えばいいんだろう?と考えたことはないでしょうか。単語を思い出しながら話すと、どうしてもレスポンスが遅くなったり、微妙にニュアンスが異なったりして、スムーズに英語で会話できないことがあると思います。
そんなときに普段使い慣れたフレーズに英語を当てはめることで、スラスラ英語で会話ができるようになります。
そこで、今回は関西出身の僕が、関西弁と同じようなニュアンスにあたる英語フレーズを日常会話編とムカついた時編の2つのシチュエーションから紹介していきたいと思います。
関西弁を英語フレーズで
日常編
なんでやねん / Come on
これは、関西人ならつい口ずさんでしまうフレーズではないでしょうか。まず、この”なんでやねん”という関西弁自体が文字通りの意味というよりはツッコミとして使われており、純粋に疑問があるときに使うというよりも、誰かがおかしいなことを言ったときに使うフレーズとなっています。
おそらく、純粋に疑問があるときは「なんで」「なんでなん」といったフレーズを使います。
そんな”なんでやねん”には英語の"Come on"というフレーズがぴったりです。海外ドラマなど見ているとわかると思いますが、相手にツッコむときによく使われるフレーズになっています。
勿論、"come on"には「こっちにきて」という意味もありますが、関西弁でいう「なんでやねん」のニュアンスで使われていることの方が圧倒的に多いです。
へぇーそうなんや / Well, I see
相手の話を聞いているときに、あいづちのような感じで「そうなんや」っていうこともよくあると思いますが、英語では、"Well, I see"と言えます。"I see"だけでもいいのですが、”well”を入れた方が自然な英語に聞こえると思います。
”Well”だけを単体で使うと「えーっと」という感じで、会話の間をつなぐときに使えます。
ごめん、なんて? / Sorry what?
よく会話の途中で、相手がなんて言っているわからないときに聞き返すときに「ごめん、なんて」と聞き直すことがあると思いますが、そんなときに英語でも同じように"Sorry what?"が使えます。
日本語と同じように、そこまで謝っているニュアンスはありません。”Sorry”だけでも聞き返しているニュアンスとして使えます。
ちなみに発音のコツは、最後のWhatのTは発音せずに「ソーリーワッ」という感じ発音すると自然な英語の音になります。
しゃーないやん /It can't be helped
どうしようもないときに「しゃーないやん」といいますよね。同じにニュアンスで"It can't be helped"というフレーズが使えます。
似たフレーズとして、That's lifeも「それが人生やわ」といった感じで使えます。
(それは)ないわー / No way
なんでやねんに少し似たツッコミのフレーズとして「(それは)ないわー」ということがありますが、これは英語で”No way”というフレーズがピッタリです。
ほんまに、ありがとう /I really appreciate it
英語で「ありがとう」といえば"Thank you"や"Thank you so(very) much "が圧倒的な頻度で使われていますが、本当に感謝に伝えるときには"I really appreciate it"というフレーズも使えます。
"really"がなくても普通に"Thank you" と言うよりは、より感謝の気持ちを伝えることができる丁寧な表現になっています。
次は、相手の発言や行動にムカついたときに使えるフレーズを紹介してきます。
ムカついたとき編
だから、なんやねん / So what?
単に「なんのために?」といった意味でも使えますが、どちらかといえば関西弁でいう「だから、なんやねん!」といったニュアンスで使われることが多いです。
どうでもええわ! / I don't give a shit(fuck)
"I don't give a shit"は全く興味がないことを強調するときにを使えるフレーズで「どうでもええわっ!!」のニュアンスにかなり近いです。"I don't care"と全く同じ意味ですが、より汚い言い方になります。アメリカ人で口が悪い人はたまにつかっているぐらいで、イギリス人の知り合いにいたっては使ったことはないと言っていたぐらい(笑)
ただ、これは相手の事を言ってるというよりも話している話題に対して言っているので、必ずしも相手の批判というわけでもないので、ムカついてなくても使うことはできます。
は? / What the fuck?!
これ以上でもこれ以下でもありません。は?="What the fuck"です。ただ"fuck"の部分を言わないようにWhat the....って感じで言う人が多いです。この使い方であれば周りの人に不快する可能性を下げることができるので、気軽に使いやすいと思います。
お前、あほ? / Are you stupid?
”stupid”の部分をゆっくり強調していうことで、より相手を不快にさせることができます。
お前何しとんねん、コラ /
What the hell are you doing
これも先ほど紹介した"What the fuck"と似ており、the hell という言葉が入ることでムカついているニュアンスを含んでいます。ちなみに、”fuck”と”hell”は入れ替え可能です。
これは、関西弁と同じように単に質問しているというより、不快感を表している表現になります。ニュアンスによってはむかついているわけではなく、ただ驚いているニュアンスもあります。
はい、というわけで、英語でいえる関西弁はここまでとなります。ここまで紹介したフレーズを使えるだけでも、かなり自然に会話を進めることができるのではないでしょうか。
英語だけでなく他の言語のフレーズを覚える際でも、自分がよく使う表現に置き換えて使うようにすると簡単に頭に入っていきます。
なので、関西弁に限らず自分の方言に置きかえて言語学習するのを強くおすすめします。